Ms.Sherimbekova Akmaral(シェリンベコワ アクマラルさん)

自己紹介をお願いします。

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大阪を訪れた際のアクさん

皆さん、こんにちは。アクマラルです。家族からは“アク”と呼ばれています。キルギスの出身です。道路技師として、運輸・通信省に所属しています。私の夫も同じく道路技師ですが、民間企業で働いています。
私は元々おとなしい性格で、旅行や本を読むのが好きです。映画を見るのも好きですが、最近は映画を見なくなりました。昔の映画の作り方が好きだったので、今は良い映画を見つけるのが難しいと感じていて、今はもっぱら古い本を読むのが好きです。

キルギスのことを教えてください。

キルギスは中央アジアにあり、カザフスタン、ウズベキスタン、タジキスタンそして中国と国境を接しています。キルギスは山岳地帯で、中国との国境に位置する天山山脈の最高峰であるポベーダ山の標高は7,439メートルです。この山の正式名称は、キルギス語ではVictory Peak(勝利峰)を意味します。
キルギスの気候は、四季がはっきりしており、とても過ごしやすいです。キルギスには、イシククル、ナリン、チュイ、タラス、ジャラールアバド、オシュ、バトケンの7つの地域があります。私はイシククルで生まれました。イシククル県は、国内最大のイシククル湖があることで有名で、それが名前の由来にもなっています。

大学ではどんな研究をしていますか?

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在籍する金沢工業大学で

雪崩や落石に対する人工構造物の建設に使用する高強度のコンクリートの研究を行っています。研究では、様々な繊維を加えたコンクリートの強度を検証しています。
私がJICAのプログラムに参加したのは、日本が建設分野で先進的な技術をもっている国であり、キルギスの道路インフラ整備には、そのような先進的で高度な技術が必要であると感じたためです。ちなみにキルギスの運輸大臣もJICAのプログラムで日本に留学していた方です。

日本での学生生活の印象を教えてください。

キルギスと日本では教育システムが違いますが、学生たちはとてもフレンドリーで、困ったときはいつでも喜んで手伝ってくれます。日本では、すべての人がとても礼儀正しく、仕事だけでなく、自分の行動に対してもとても責任感があります。 私が日本について気に入っているところは、日本ではすべてが規則的で、すべてが明確に機能することです。日本での生活によって私の人生観、世界観がかわりました。