Mr. Zulu Wanzi(ズールー ワンジさん)

自己紹介をお願いします。

【画像】

笑顔が印象的なワンジさん

わたしの名前は ワンジ アルファシー ズールーです。4人の兄弟がおり、私は上から2番目です。結婚しており3人の子どもがいます。私は忍耐強く、陽気で、社交的な性格だと思います。学ぶことが好きで、新しいアイデアを受け入れ、楽しいことが大好きです。
家族と出かけること、ドライブ、料理が好きです。また、音楽、テレビや映画を見ること、体を動かすことも好きです。
私は大学で土木工学を専攻しました。これまで道路建設会社や土木コンサルティング会社でキャリアを積み、現在は道路開発庁に所属しており、ザンビアのムチンガ州のシニアエンジニアです。

あなたの出身国ザンビアについて教えてください。

【画像】

ザンビアと言えばビクトリアフォールズ

ザンビアは1964年にイギリスから独立しました。首都はルサカ。10の州から成り、72を超える部族があると言われています。気候は、11月から4月頃までは雨季です。5月からは乾季になりますが、8月頃までは最低気温が10度前後で比較的寒く、9月から気温が上がり暑くなっていきます。
私の故郷はチンサリというところです。ムチンガ州のベンバ族にとっての州都です。
ムチンガ州は、2012年にザンビアで10番目の州として誕生しました。チンサリを含む8つの地区があります。チンサリは、ザンビアの自由の戦士と呼ばれる初代ザンビア大統領のケネス・カウンダや初代副大統領サイモン・ムワンサ・カプウェプウェの生誕地として知られています。

あなたの大学での研究内容と将来の展望について教えてください。

【画像】

土木技師として働いていた頃

【画像】

土木技師として働いていた頃

私は現在金沢工業大学で学んでいます。
ザンビアは、他の多くの国々と同様、財政的、技術的な課題を抱えています。
技術的な課題としては、道路の管理、特に橋梁インフラの老朽化が進んでいます。そこで、ザンビアの道路資産管理に応用できる知識や技術を習得したい、そして、日本で実施されている道路アセットマネジメントシステムを学びたいと思い、このプログラムに参加しました。
私の研究テーマは、ザンビアの橋梁管理についての合理的な予防保全のためのアプローチガイドラインに関してです。
大学での研究を通じて、予防保全のアプローチ指針を策定し、資金調達の課題に取り組みたいと考えています。そして、予防的アプローチガイドラインに関連する技術を採用し、橋梁の長寿命化と年間維持管理予算の削減や橋梁のライフサイクルコストの低減にもつながればと思っています。また、橋梁管理における研究開発にも力を入れたいと思っています。
将来的には、人脈とネットワークを広げ、道路資産管理に関する多くの課題に対するソリューション・プロバイダーとして活躍したいと思っています。また、異文化を学び、共通の課題に関するさまざまな情報を入手、交換し、ポジティブな人生訓を学び伝えていきたいとも思っています。

日本の大学はどうですか?

【画像】

北陸の寒さや雪にも少しずつ慣れています。

図書館、自習室、カフェテリアなどを見てわかるように、教材(文献)、設備(実験器具)、支援施設がとても充実しています。技術も高く、教員数も十分です。
みんな自分のことは自分で行い、やるべきことをすぐに見つけます。