【SDGs】かほく市立河北台中学校の探究学習発表会に参加しました!

2023年2月13日

【画像】2023年2月9日(木)、かほく市立河北台中学校で、2年生が取り組んだ探究学習の発表会が行われました。2022年10月にJICA北陸が国際協力出前講座で訪問した学年による取組みです。かほく市の発展やエネルギー問題、環境問題など多岐にわたるテーマを追求した発表でした!(JICA北陸 野吾奈穂子)

探究学習から視野を広げて

左から別宗様、中谷内先生、榎島様、野吾

「これまで生徒に関わってくださった方に、生徒の成長を見せたい」という先生方の思いから、発表会には、株式会社GENESIS別宗利哉様、石川県立大学 中谷内修先生、東武トップツアーズ榎島直毅様、そしてJICA北陸の野吾が参加して講評者を務めました。

この中学校では2022年10月に、JICA北陸の甲斐職員が「もし世界が100人の村だったら」のワークショップを行いました。世界と自分、身近な生活とSDGs、自分の興味関心とSDGsについてダイナミックな関連性に気づくことができた生徒たち。探究学習では自分が課題と感じることをテーマに選んで調査し、その結果や分析を発表にまとめました。

大きな講堂で堂々と前を見て発表する生徒たち

学年全員がそれぞれの関心のある課題を取り上げてこの探究学習に取り組み、代表者7名が発表を行いました。大きな講堂でGoogleスライドを駆使して堂々と発表する7名は、かほく市の発展やエネルギー問題、海のプラスチックごみ問題、読書率向上、誹謗中傷、数学は将来使うのか、部活動の地域移行など多岐にわたるテーマを取り上げていました。先生方は生徒の学習支援に当たり、「ネットで調べるだけの調査ではなく、実際に人に話を聞いて考える。実際に動いてみる」ことを大切にされたそうです。発表でも、当初の自分の考えから一歩進んで「こういう考え方もある」という学びを得た結果が反映されて、広がりが出ていることが分かりました。
他の生徒からもたくさん質問やコメントが出て盛り上がりました。中には「私もこの活動に参加したい」という声もあって、発表者だけでなく学年全員が一体となっている熱気を感じました。

他の生徒たちからの質問やコメントもたくさん飛び交いました

私も講評の中で、「数学や算数の論理的思考は、世の中で『当たり前』とされていた理不尽なことに気付くきっかけにもなる」ことをJICAが行う開発途上国でのプロジェクトを事例にお話をしたり、「自分自身も仕事の中で多様な意見を聞く機会があるが、違う意見にこそ、問題解決するためのヒントが隠されている。是非これからも勇気を持って、いろんな人と対話をしていって欲しい」とアドバイスをしました。

これからの更なる成長が楽しみな、河北台中学生でした!