時差約半日!富山出身、ラテンアメリカで活躍する3名の隊員の“今”を伝える

2023年2月27日

2月12日(日)、『世界とあなたがつながる場』JICA海外協力隊ひろば~現役隊員の今とつながろう!~を開催しました。12時間以上も時差のある中、派遣されている国々から参加してくれたのは以下の隊員の皆さんです。

●滑川市出身 淺井康博さん(派遣国:エルサルバドル/職種:料理)
●高岡市出身 谷内知香さん(派遣国:ペルー/職種:青少年活動)
●富山市出身 竹端祐未さん(派遣国:パラグアイ/職種:助産師)

小学生から隊員候補生まで幅広い方々に参加いただいたイベント当日の様子をお伝えします。(JICA富山デスク 松山優子)

アイスブレイク!「この国はどこに?」「現地は今何時?」

世界地図で国を探す参加者

まず初めに、簡単なアイスブレイクからスタート!参加者に世界地図を配付し、隊員3人が今滞在している国を探してもらいました。「エルサルバドルがなかなか見つからない!」と言いながら目を皿のようにして探していました。

現在の時刻を掲げ自己紹介をする竹端さん

その後、隊員の皆さんに自己紹介と今の時間を教えてもらいました。イベントが開始した日本時間の12日10:00は、3か国ではまだ11日の夜で、エルサルバドルが19:00、ペルーが20:00、そしてパラグアイが22:00で、日本を基準に考えると過去の時間を過ごしているということに小学生は驚き、面白さを感じている様子でした。

その国の衣食住を教えて!

ペルーのインカコーラを紹介する谷内さん

続けて、話題は各隊員の派遣国の衣食住の様子や最近の巷のニュースに変わり、エルサルバドルの法定通貨ビットコイン、美食国家ペルーの食文化、そしてマテ茶をマイポットで飲むパラグアイなど、現地で生活しないと感じることの出来ない感覚や考え方について、それぞれの視点で紹介しました。
飲み物一つにしても、浅井さんが「エルサルバドル人が愛する炭酸飲料(コラシャンパン)」を紹介すると、谷内さんからはペルー国内でコカ・コーラより人気がある「インカコーラ」を手に取り説明するやり取りがありました。中南米という異なる国でありながらリアルタイムでの会話に耳を傾ける参加者の皆さんの中には今いる場所が日本ではない、そんな不思議な表情の方もいました。

最後にみんなで集合写真!ハイチーズ!

最後、参加者から隊員への質問で、これから協力隊員として派遣予定の参加者からは「現地の人々とどのようにコミュニケーションをとっていくのがよいか」という問いに、「一緒にご飯を食べることでコミュニケーションが生まれるので、なるべく現地の人々とご飯を食べにいくようにしている」など、日頃心掛けている工夫などについて伝えていました。また「将来、自分も国際協力に携わりたいと思っているが、協力隊に参加したきっかけと帰国後のビジョンについて」という質問には、「自分の経験や知識を途上国で生かしたい」「派遣に至るまで、何度も不合格が続いたが、後悔がないよう、何度も挑戦してした方がよいと思う」と、力強い言葉で答えていました。

時差12時間以上のリアルオンラインイベント。現地とのオンラインならではのタイムラグをも楽しみながら、終始なごやかな雰囲気の海外協力隊ひろばとなりました。

登壇した隊員の皆さん、夜の遅い時間にありがとうございました!