ホンジュラス共和国における長期の降雨被害に対する国際緊急援助 -供与物資の引渡し-

2022.10.07

ホンジュラス共和国(以下「ホンジュラス」とする)北部地域における長期の降雨被害に対して、国際協力機構(JICA)が供与した緊急援助物資が、同国に引き渡されました。

ホンジュラスに対し供与する緊急援助物資は、10月5日に同国北部サン・ペドロスーラのラモン・ビジェダ・モラレス国際空港に到着し、同日12時より緊急事態対処常設委員会(COPECO)の地域事務所にて、ホンジュラス側からラモン・ソトCOPECO大臣、ガブリエラ・メンブレーニョ外務国際協力省官房長、日本側から中原淳駐ホンジュラス大使、篠克彦 JICAホンジュラス事務所長らが出席し、同物資の引渡式が行われました。

引渡式では、ソト大臣より、日本の迅速な支援に対する深い感謝の意が示されるとともに、到着した物資は必要とされている北部地域の被災地に配送する旨が述べられました。また、当国が日本のように、災害に対する備えや事前投資を着実に実施していく必要性について述べられました。これに対し、中原大使より、数多くの災害を経験してきた日本として被災者への強い共感と連帯感を示すとともに、今後も防災及び気候変動対策分野を柱にホンジュラスに対する支援を行っていく旨、発言がありました。

引渡式の後、中原大使及び篠所長は、避難所のひとつマヌエル・ボニージャ小学校を訪問し、約2週間前から24家族が滞在している被災者の生活状況を視察しました。被災者からは、「日本はいつもホンジュラスを助けてくれる心強い国です!グラシアス・ハポン!(ありがとう、日本)」との感謝の言葉をいただきました。

JICAは、今次緊急援助支援のほか、当国北部バジェ・デ・スーラ都市圏における洪水対策の強化に向けたマスタープランの策定に対する支援を行っていく予定です。

以上

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到着した物資

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引渡し式集合写真
(左から:ガブリエラ・メンブレーニョ外務国際協力省官房長、ラモン・ソト緊急事態対処常設委員会(COPECO)大臣、中原大使、篠所長、カリム・クバイン サンペドロスーラ名誉総領事)

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授受証明書に署名するラモン・ソトCOPECO大臣

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避難所で日本の支援に対する拍手を贈られる中原大使

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