田中理事長がラテンアメリカ・カリブ海諸国20か国の外交団と会談
2024.12.10
田中明彦JICA理事長は、11月27日、ラテンアメリカ・カリブ海諸国20か国の在京大使等と会談しました。今回の会談は、東京に常駐している中南米21か国の外交団によって構成されるGroup of Latin America and the Caribbean(GRULAC)の呼び掛けで行われたものです。
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会談では、田中理事長が昨年の開発協力大綱の改定に言及し、開発協力を通じた人間の安全保障の実現に向け、ビジネスや研究機関など、各パートナーとの共創の重要性を強調しました。特に日系コミュニティ、民間セクター開発、科学技術の活用、パートナーシップの4つの切り口に言及し、ラテンアメリカ・カリブ地域における各パートナーとの協調や科学技術のさらなる活用、また、SICA(中米統合機構)やCARICOM(カリブ共同体)などの域内機関を含めたパートナーシップ強化の重要性を示しました。
各国大使からは、長年にわたって様々な協力を行ってきたJICAへ高い信頼や感謝が示されました。また、科学技術の活用や民間セクターとの連携、日本の防災技術や経験の活用等においてJICAの貢献への期待が寄せられました。さらに、各国大使からは、JICAがラテンアメリカ・カリブ地域の開発において重要なパートナーであるとの発言がありました。
(参考)
今回の会談には、Group of Latin America and the Caribbean(GRULAC)の代表幹事である高田ロバート在京ドミニカ共和国大使をはじめ、エルサルバドル、ベネズエラ、メキシコ、ジャマイカ、チリ、エクアドル、ウルグアイ、ニカラグア、アルゼンチン、キューバ、パラグアイ、パナマ、コロンビア、ハイチ、コスタリカ、ホンジュラス、グアテマラ、ペルー及びボリビアの在京大使等が出席しました。
会談の様子
JICA田中理事長
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