田中理事長がウズベキスタンを訪問
2025.01.27
田中明彦JICA理事長は、1月19日から23日にかけてウズベキスタンを訪問し、シャフカット・ミルジヨーエフ大統領をはじめとする政府要人との会談や、JICAの協力事業の視察等を行いました。
ミルジヨーエフ大統領との会談で、田中理事長はウズベキスタンの自立的発展が法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序にとって重要であり、今後も協力していく旨を伝えました。ミルジヨーエフ大統領からウズベキスタンの改革を支援するパートナーとしてのJICAの貢献に謝意が伝えられるとともに、ウズベキスタンの開発の方向性について意見交換を行いました。
面談の様子(写真出典:ウズベキスタン大統領府)
田中理事長は、「保健医療サービス改善事業」の円借款貸付契約の署名式において、タシケント市の脳神経センター新設などを通じて日本の技術を活用した医療サービス改善に貢献していきたいと述べました。
また、技術協力プロジェクト「日本での就労機会を活用した産業人材育成プロジェクト」の成果として作られた、日本での就労情報を提供するウェブサイト(ジャパン・キャリア・ポータル)の運用開始に立ち合ったほか、ウズベキスタン日本人材開発センターを訪問し、ビジネスコースを受講した起業家等と交流し、これまでの日本・ウズベキスタンのビジネス人材のネットワークが強化されていることを確認しました。
ポータル公開式でのスピーチの様子
日本センター訪問時の集合写真
世界経済外交大学では、田中理事長に名誉博士号が授与されました。田中理事長は授与式にて、複合危機に直面する世界における、国際協調、特に日本とウズベキスタンの協力を通じた人間の安全保障の実現の重要性について訴えました。
授与式でのスピーチの様子
首都タシケント以外にもサマルカンドを訪問し、サマルカンド農業イノベーション大学にて、日本ウズベキスタン協会や東京農工大学との連携による干し柿生産の技術協力の現場等を視察しました。
視察の様子
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