パレスチナ向け無償資金協力贈与契約の締結:資機材の調達を通して、パレスチナの緊急復旧・復興を支援
そしてクリーンに
2026.02.17
国際協力機構(JICA)は、2月15日、パレスチナ自治区のラマッラ市にて、パレスチナ自治政府との間で、「緊急復旧計画(フェーズ2)」を対象として、無償資金協力の贈与契約(Grant Agreement: G/A)を締結しました。当日の署名は、パレスチナ自治区のエステファン・サラーメ・パレスチナ財務・計画庁長官と、JICAパレスチナ事務所の星光孝所長の間で取り交わされました。
2023年10月7日に始まったガザ地区の武装勢力とイスラエルの衝突は、2025年10月10日に停戦が発効しました。しかし、停戦合意後も、廃棄物、電気、水・衛生、保健・医療等各分野における社会サービスは極めて限定的となっており、人々は厳しい生活環境に直面しています。
JICAは停戦合意前の2025年2月に無償資金協力「緊急復旧計画」の贈与契約を締結し、ガザ地区及び西岸地区に対して廃棄物、保健・医療、上下水道分野における資機材整備の協力を開始しました。一方で、危機的な人道状況を改善し、膨大な復旧・復興支援ニーズに対応するにはさらなる支援が求められています。
中東地域の平和と安定の確保は、世界経済やエネルギー供給の安定にとって不可欠であり、日本経済にも影響を及ぼすものです。本事業は、中東地域の安定と国際社会への責任ある貢献を果たすため、人々の生活再建や行政サービス強化に必要な資機材を調達し、パレスチナの緊急復旧・復興に寄与するものです。
署名式の様子
事業概要は以下の通りです。
・国名
(対象地域)
ガザ地区及びヨルダン川西岸地区
・事業目的
本事業は、ガザ地区及びヨルダン川西岸地区において、緊急復旧に必要な資機材を調達することにより、復旧・復興に向けた基盤整備、人々の生活再建、行政サービスの強化を図り、もってパレスチナの緊急復旧・復興に寄与するもの。
・事業内容
施設、機材等の内容:
廃棄物収集・運搬用資機材、電力関連資機材、医療関連資機材、水供給・下水処理関連資機材、道路整備用機材、関連装備品等
※資機材等の内容は先方のニーズ等に応じて変更の可能性あり。
・供与限度額
41億円
・実施予定期間
24ヵ月(治安情勢により変動する可能性あり。)
・実施機関
パレスチナ地方自治庁、パレスチナ資源エネルギー庁、パレスチナ保健庁、パレスチナ水利庁、パレスチナ公共事業・住宅庁
・
SDGs
達成への貢献
ゴール3(すべての人に健康と福祉を)
ゴール6(安全な水とトイレを世界中に)
ゴール7(エネルギーをみんなにそしてクリーンに)
ゴール16(平和と公正をすべての人に)