ウクライナ向け無償資金協力贈与契約の締結:緊急復旧と持続的な経済復興に資する資機材等を供与(緊急復旧計画フェーズ4)
そしてクリーンに



2025.04.08
国際協力機構(JICA)は、4月7日にウクライナ国政府との間で「緊急復旧計画(フェーズ4)」を対象として、88億円を限度とする無償資金協力の贈与契約(Grant Agreement: G/A)を締結しました。
署名式の様子
これまでJICAは、「緊急復旧計画」「緊急復旧計画フェーズ2」「緊急復旧フェーズ3」等を通じ、ロシア軍の侵略により厳しい生活を強いられるウクライナの人々及びウクライナの復興支援をしてきました。
本事業は、同国の緊急復旧ニーズに対応するため追加支援を実施するものです。地雷・不発弾対策、エネルギー、地方自治体支援、経済活性化に資する資機材等を供与及び整備することにより、ウクライナの緊急復旧及び経済復興を促進します。
案件基礎情報
・国名
(対象地域)
ウクライナ(ウクライナ全土)
・事業目的
本事業は、ウクライナにおいて、緊急復旧及び経済復興に必要な資機材等の調達を実施することにより、戦争被害からの早期回復とともに、本格的な復旧・復興に向けたインクルーシブな社会の実現を図り、もって同国の緊急復旧及び持続的な経済復興に寄与するもの。
・事業内容
1. 機材調達
地雷・爆発物処理機材、電力・エネルギー設備関連資機材、上水道設備関連資機材、医療関連機材、道路整備関連資機材、教育施設関連資機材、国境管理関連機材等
2. コンサルティング・サービス
入札補助、整備する機材等の運転・維持管理等にかかる技術指導、機材据付等
・供与限度額
88億円
・実施予定期間
24ヵ月(入札期間含む)(治安情勢により変動の可能性あり)
・実施機関
ウクライナ地方・国土発展省、エネルギー省、内務省、教育科学省、復興庁、地方自治体等
・
SDGs
達成への貢献
ゴール7(エネルギーをみんなに そしてクリーンに)
ゴール11(住み続けられるまちづくりを)
ゴール16(平和と公正をすべての人に)
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