南スーダン向け無償資金協力贈与契約の締結:国連地雷対策サービス部との連携により、地雷対策能力の向上を支援



2025.08.21
国際協力機構(JICA)は、8月18日、アメリカ合衆国ニューヨーク市にて、国連地雷対策サービス部(以下、UNMAS )との間で、「地雷対策機関の業務環境改善計画(UN連携/UNMAS実施)」を対象として、無償資金協力の贈与契約(Grant Agreement: G/A)を締結しました。当日の署名は、 UNMASのリタ・グナリャティ・ルビス副部長とJICAアメリカ合衆国事務所の田中賢子所長の間で取り交わされました。本件は、本年6月に締結されたJICAとUNMASの覚書に基づく、初の連携案件となります。
署名式の様子
事業概要は以下の通りです。
・国名
(対象地域)
南スーダン共和国(中央エクアトリア州、東エクアトリア州、西エクアトリア州、ジョングレイ州、レイク州、ユニティ州、上ナイル州、ワラップ州及び西バハル・エル・ガザル州)
・事業目的
南スーダン地雷対策庁に対し、地雷・不発弾除去調査に先立つ周辺状況調査の関連機材の整備及び組織能力強化を行うことにより、同国の持続可能な地雷対策能力の強化を図り、もって地雷除去の促進を通じた経済社会基盤の整備に寄与するもの。
・事業内容
ア)南スーダン地雷対策庁職員の地雷原確認調査のための作業環境整備
イ)同庁職員の地雷回避教育及び被災者支援に係る技術支援
・供与限度額
3億3500万円
・実施予定期間
18か月
・実施機関
国連地雷対策サービス部(UNMAS)
・
SDGs
達成への貢献
ゴール2(飢餓をゼロに)
ゴール3(すべての人に健康と福祉を)
ゴール16(平和と公正をすべての人に)
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