モザンビーク向け無償資金協力贈与契約の締結:砂防・排水施設の建設により、土砂災害及び水害の低減に貢献
2026.02.09
国際協力機構(JICA)は、2月6日、モザンビーク共和国の首都マプト市にて、同国政府との間で、「ナカラ市における砂防・排水施設建設計画 」を対象として、無償資金協力の贈与契約(Grant Agreement: G/A)を締結しました。当日の署名は、モザンビーク共和国の マリア・マヌエラ・ドス・サントス・ルーカス外務協力大臣と、JICAモザンビーク事務所の大塚和哉所長の間で取り交わされました。
署名式の様子
モザンビーク北部は、天然資源、広大な土地、水資源などに恵まれ、天然の良港であるナカラ港を基軸として開発・産業振興が期待される「ナカラ回廊」があります。本事業は、その起点となるナカラ市において、土砂災害及び水害の低減を通じた強靭な経済インフラ整備を行うもので、インド太平洋地域において、法の支配を始めとする共通の価値や原則に基づく、自由で開かれた秩序の実現を目指す、自由で開かれたインド太平洋(FOIP)に向けた協力の一環です。
また、2025年4月に改正されたJICA法の下で導入された、被援助国政府等から事業を受注した民間企業に対して、被援助国政府等に代わってJICAから企業へ支払いを行う方式の適用第二号案件となります。本方式の導入により、被援助国政府等が実施していた支払い手続きの一部が省略化され、無償資金協力事業の迅速化が期待されます。
事業概要は以下の通りです。
・国名
(対象地域)
モザンビーク共和国 (ナンプラ州ナカラ市)
・事業目的
本事業はナカラ市内2地区(モコニ流域、トリアングロ流域)において、砂防堰堤、床固、貯砂池、排水路等を建設することにより、市街地、幹線道路、港等の経済インフラに対する土砂災害及び水害の低減を図り、もって持続可能な経済開発に寄与するもの。
・事業内容
ア)施設、機材等の内容
【施設】
- モコニ流域:砂防堰堤2基、コンクリート床固7基、ガビオン床固8基、貯砂池、排水路等。
- トリアングロ流域:砂防堰堤1基、帯工1基、ガビオン床固5基、ガビオン護岸。
- エクスカベーター
イ)コンサルティング・サービス/ソフトコンポーネント
詳細設計、入札補助、施工・調達監理、砂防施設の排砂を含む管理及び護岸工や帯工等の施設の点検と補修作業に係る技術指導等。
・供与限度額
33億6,300万円
・実施予定期間
49ヵ月(詳細設計・入札期間含む)
・実施機関
ナカラ市役所
・
SDGs
達成への貢献
ゴール 13 (気候変動に具体的な対策を)
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