モンゴル向け円借款貸付契約の調印:首都ウランバートルの国際空港の拡張により、更なる連結性強化に貢献
2026.09.30
国際協力機構(JICA)は、9月29日、東京にて、モンゴル政府との間で、「チンギスハーン国際空港拡張事業」を対象として、円借款貸付契約(Loan Agreement: L/A)に調印しました。当日の署名は、モンゴル大蔵省のメンドサイハン・ザグドジャブ大臣と、JICAの田中明彦理事長の間で取り交わされました。
署名式の様子
本事業は、円借款により整備され2021年に開港した同空港を拡張し、内陸国である同国の空の玄関口として、空路を通じた他国との連結性をさらに向上させるものです。
また、同空港は開港以来、日本企業が運営に参画しているなど、日本とモンゴルの協力の象徴であり、本事業はその発展を支えるものです。
事業概要は以下の通りです。
・国名
(対象地域)
モンゴル国(トゥブ県セルゲレン郡)
・事業目的
本事業は首都ウランバートル近郊に位置するチンギスハーン国際空港の拡張により、航空旅客及び貨物輸送の将来的な需要増加に対応することで空港の混雑緩和及び更なる利便性の向上を図り、もって同国の経済発展に寄与するもの。
・事業内容
1)土木・建築工事、機材整備新旅客ターミナルビル建設、誘導路、駐機場、駐車場、アクセス道路整備、 ユーティリティインフラ増強等
2)コンサルティング・サービス
設計、施工監理、入札支援等
3)貨物ターミナルビル(CTB)整備(モンゴル側自己資金) 設計・建設、既存CTB撤去、移設関連作業
・借款金額(上限)
1,582億8,400万円
・金利
本体:1.10% コンサルティング・サービス:1.10%
・償還期間
40年(うち据置10年)
・調達条件
日本タイド
・実施機関
道路・運輸省、フシギーンフンディー公社
・
SDGs
達成への貢献
ゴール9(産業と技術革新の基礎をつくろう)
ゴール11(住み続けられるまちづくりを)
・今後の事業実施
スケジュール
(予定)
1. 事業の完成予定時期:2033年12月(施設供与時を以て事業完成)
2. コンサルティング・サービス(詳細設計等)に係る招請状送付予定時期:2026年10月
3. 本体工事にかかる国際競争入札による最初のパッケージの入札公示:
調達パッケージ名:空港拡張工事パッケージ
予定時期:2028年3月
なお、本円借款には本邦技術活用条件(STEP)(注1)が適用され、日本企業が得意とする建設・土木技術、空港関連機材及びエコエアポート技術(注2)等の活用が想定されています。