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「海外日系人大会オンライン・フォーラム2020 -コロナの時代を乗り越える世界の日系人-」に中南米部長が登壇!

掲載日:2020.10.31

イベント |

概要

会議名:「海外日系人大会オンライン・フォーラム2020 -コロナの時代を乗り越える世界の日系人-」に中南米部長が登壇!
開催日:2020年10月31日(土)
主催:公益財団法人海外日系人協会
場所:YOUTUBE

主な参加者

公益財団法人海外日系人協会会長 飯泉嘉門(全国知事会会長、徳島県知事)
外務大臣 茂木 俊充
海外日系人協会理事長 田中 克之
海外日系人協会常務理事 中井 良則
JICA中南米部長 吉田 憲
(合)イデア・ネットワーク代表 松本 アルベルト
RECORD TV アジア地域特派員 菊池 シルビア
武蔵大学教授 アンジェロ イシ

背景・目的

海外日系人大会とは

海外および国内に在住する日系人が母国で一堂に会し、居住国の実情を日本に知らせ、あわせて国際交流、国際理解、国際親善を深め、対日理解の促進を図ることを目的とし、毎年10月に実施しています。

今年度(第61回)は新型コロナウィルスの影響により中止となりましたが、オンラインでビデオフォーラムが配信されました。

ララ物資-祖国への思いと感謝から始まった本大会-

第2次世界大戦中、米国各地の在留邦人や2世等の日系人12万人は、米国のキャンプに強制収容されました。

この事を受けて日本では赤十字社を通じ、味噌、醤油、日本語書籍などの慰問品を同キャンプに送付しました。

1945年9月、在米日系人は、敗戦の混乱と食料をはじめ生活必需品にも事欠く日本の悲惨な状況を目の当たりにして、キャンプに送付された慰問品に対する感謝の気持ちから、粉ミルク等の食料や衣料等を「ララ物資」にのせ、1946年から52年まで祖国日本に送りました。

ララ物資とは、米国のキリスト教団体、労働組合を中心として結成されたアジア支援組織の名称のことで、Licenced Agencies for Relief in Asia、頭文字を取って"LARA"と呼ばれました。

1952年当時の価格で送付総額400億円を超えたといわれ、その20%、80億円が日系人からのものです。1946年6月にワシントンの救済統制委員会が認可して活動が開始されました。これを契機に、米国各国のみならず、カナダ、メキシコ、ブラジル、アルゼンチン等に日本救援のための日系人組織が誕生し、各国赤十字社を通じ支援活動を行いました。

1956年末、日本の国際連合加盟が実現したのを機会に、日系人のこれまでの長い労苦を慰め、これら日系人がララ物資の送付等で示された祖国への温かい同胞愛に感謝するため、国会議員が中心となって、1957年5月国際連合加盟記念海外日系人親睦大会を東京で開催することとなりました(第1回大会)。

1960年の第2回大会からは海外日系人大会と改称し、1962年の第3回大会からは毎年大会を開催しています。

内容

海外日系人大会(主催;海外日系人協会)のオンライン・フォーラムがYouTubeで配信されました。

全国知事会会長でもある飯泉会長、茂木外務大臣の挨拶の後、第1部では世界各国の日系人からコロナ禍の現状について報告がありました。

第2部のパネルディスカッションには吉田憲 中南米部長がパネリストとして参加し、「コロナで試される多文化共生と日系社会の連携」をテーマに議論、JICAの日系社会連携施策や青年海外協力隊事業等について言及しました。また、日系社会に寄り添う意味を込め、日系団体へ広くお見舞いレターを発信したこと等を紹介しました。

(2時間29分の映像ですが、YouTube画面右下より再生速度の変更が可能です。)

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