昨年に続き、ブルガリア・ソフィア大学で短期集中講座(JICAチェア)を開講

2021年10月25日

概要

2021年10月25日(月)、ブルガリアのソフィア大学日本研究学科で日本の開発経験を学ぶ第2回短期集中講座(JICAチェア)が開講されました。

初回講義では、アラバジエヴァ駐日ブルガリア大使による開会挨拶の後、国際大学副学長加藤教授による特別講義を行いました。本講座は、2021年12月まで日本人講師による特別講義を含めて全9回の講義から成る予定です。

背景・目的

JICAは、開発途上国の各分野で将来のリーダーとなる人材を育成すべく、本邦の大学と連携し、2018年から「JICA開発大学院連携プログラム」を実施しています。この一環として、海外のトップクラスの大学等を対象に、日本の開発経験を学ぶ機会を国外にも広げることを目的とした「日本研究」の設立支援を行うプログラム「JICAチェア」を開始しました。

ソフィア大学は1888年に設立されたブルガリアで最初の高等教育機関であり、日本研究学科が設置されています。JICAでは、昨年10月から12月にかけてJICAチェアの第一号案件として、同学科と共同で日本の開発経験を学ぶ短期集中講座を実施しました。今回、ソフィア大学からの継続的な講座実施の要望も踏まえ、第2回短期特別講座を開講しました。

日本政府・JICAは、西バルカン協力イニシアティブの下、ブルガリア等の周辺国と連携して西バルカン地域に対する協力を行っています。ブルガリアはEU加盟を果たしたODA卒業国であり、その経験も生かして、今後もブルガリアと西バルカン地域全体の持続的な発展を目指した協力関係を維持し、日本の開発経験を学ぶ機会提供に取り組んでいきます。これらを通じて、将来的に同地域での知日派・親日派の涵養に繋がることを期待しています。

内容

本短期集中講座は、2019年にJICAと放送大学が共同で制作したDVD教材「日本の近代化を知る7章」を用いてソフィア大学の講師が講義を行うことに加え、初回、第6回、最終回に3回、日本人講師による特別講義(オンライン)を予定しています。

初回は、アラバジエヴァ大使による開会挨拶の後、加藤教授による日本の開発経験に関する特別講義"Japan's International Development Cooperation:its characteristics and historical background"が行われました。

ソフィア大学日本研究学科の卒業生でもあるアラバジエヴァ大使による開会挨拶は、学生への日本への更なる関心を高め、知日派・親日派としての具体的な将来のキャリアパスを描くきっかけを提供できたのではと期待します。

加藤教授による特別講義では、日本の開発経験およびそこから得られる教訓について日本が歩んできた歴史や他欧米諸国との比較など多角的な観点から講演いただきました。その後の質疑応答では、ソフィア大学の学生から日本とEUのODAに関する比較や、国際協力にブルガリアが果たすべき役割などについて多くの質問・コメントが寄せられるなど活発な意見交換が行われました。

JICAは今後も中東欧地域における日本研究の拠点の一つであるソフィア大学と協力し、日本の開発経験を学ぶ機会提供に取り組んでいきます。

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アラバジエヴァ駐日ブルガリア共和国大使による開会挨拶

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講義の様子1)

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講義の様子2)

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