2022年12月6日(火)~12月9日(金):トルコ第3回JICAチェア特別講義「日本の近代化の知的および社会的側面」の開催(講師:松田宏一郎立教大学教授)

掲載日:2022.12.09

イベント |

概要

会議名:トルコ第3回JICAチェア特別講義「日本の近代化の知的および社会的側面」の開催(講師:松田宏一郎立教大学教授)
開催日:2022年12月6日(火)~2022年12月9日(金)
主催:独立行政法人国際協力機構(JICA)
場所:トルコ共和国 アンカラ、イスタンブールおよびネヴシェヒル(中東工科大学、ボアジチ大学およびネヴシェヒル・ハジ・ベクタシュ・ヴェリ大学)

主な参加者

登壇者

松田宏一郎教授(立教大学)

会場参加者

各校で日本・アジア研究を学ぶ院生、学部生および教授など

背景・目的

12月6日(火)~12月9日(金)にかけて、松田宏一郎・立教大学教授がJICAチェア特別講義を実施しました。会場には、日本の歴史や文化に関心を持つ学生が計約700名集まりました。親日国であるトルコでは、複数大学で日本研究が行われてきており、知日派人材は各地にいます。トルコで初めてJICAチェアを実施した昨年度は、アンカラの中東工科大学と協力してオンライン講義を行いましたが、今年度は中東工科大学に加え、イスタンブールのボアジチ大学、日本語文学学科を新設したネヴシェヒル・ハジュ・ベクタシュ・ヴェリ大学での対面により講演を実施しました。

内容

トルコにおけるJICAチェアは、第1回(2022年1月11日、中東工科大学)、第2回(2022年3月18日、中東工科大学)に続き、3回目の開催となります。講師に日本政治思想史をご専門とする立教大学松田宏一郎教授をお招きし、18世紀末から20世紀中葉までの日本の政治思想および社会的背景に焦点が当てて、その変化と連続性について解説した特別講義「日本の近代化の知的および社会的側面」を、全3校で3日間にわたり対面形式で実施しました。

12月6日(火)は、アンカラの中東工科大学において、約70名の学生が参加する中で講演が開催された他、冒頭は鈴木量博駐トルコ大使による挨拶も行われました。
12月8日(木)は、2017年に日本語文学学科が設立されたネヴシェヒル・ハジ・ベクタシュ大学(ネヴシェヒル)において講演が実施され、当日は会場のキャパシティを超える約500名の学生が参加し、大盛況となりました。
12月9日(金)は、イスタンブールのボアジチ大学(イスタンブール)において、講演を実施しました。オンラインと併せて約100名の学生が参加した他、当時の政治体制下で発展した歌舞伎や時代劇に関し質疑応答や議論がなされました。

【画像】

ネブシェヒル大学長表敬訪問(左:セミフ・アイテキン学長、右:田中優子JICAトルコ事務所長)

【画像】

講義の様子(ネヴシェヒル・ハジ・ベクタシュ大学)

【画像】

ボアジチ大学講義時の質疑応答(左:松田教授、右:セルチュク・エセンベル教授)