【COP28サイドイベント】COP28: 気候変動に強靭で安全な島づくりプロジェクト- モルディブとJICAからの進捗報告

掲載日:2024.01.16

イベント |

報告者

・高橋 惇
 JICAJICA専門家 (業務調整)

概要

開催日: 2023/12/6
主催: モルディブ気候変動環境エネルギー省、JICA共催
会場名(パビリオン名):NDC Partnership パビリオン

登壇者

・ガレット・ザヒル・ビル氏
 緑の気候基金(GCF)ポートフォリオ管理部 副部長

・アフメッド・ワヒード氏
 モルディブ気候変動環境エネルギー省 気候変動部 部長

・築添 恵 氏*JICA地球環境部防災グループ防災第二チーム主任調査役

・高橋 惇 氏
 JICAJICA専門家 (業務調整)

・アフメッド・ライッド氏
 モルディブ気候変動環境エネルギー省 環境管理保全部上級海岸アナリスト(JICA技術協力事業、プロジェクトマネージャー)

背景・目的

本イベントは、JICA緑の気候基金受託事業「気候変動に強靭で安全な島づくりプロジェクト」が2023年11月29日に事業開始となったことから、関係機関への周知のため、事業の目的・成果、課題解決のアプローチ、実施体制及びこれまでの進捗ついて説明を行うもの。モルディブ政府はCOP28UAEで自国のパビリオンをもっていなかったため、NDCパートナーシップパビリオンの場を活用した。

内容

緑の気候基金(GCF)事務局より、事業管理を行うポートフォリオ管理部副部長ガレット・ザヒル・ビル氏より、開会の挨拶とあわせて事業の背景、実施に至る経緯と事業概要について説明があった。

続いて、モルディブ気候変動環境エネルギー省気候変動部部長アフメッド・ワヒード氏より、モルディブでの気候変動の影響及び対策の状況について説明があった。

JICA地球環境部防災グループ築添恵氏より、JICAの技術協力、無償資金協力等の他事業との連携により本GCF受託事業を実施し、事業の成果・インパクトの拡大を図る点について、実施体制と資金手当て・キャッシュフローの説明とあわせて発表があった。

JICA専門家高橋惇氏より、本JICA GCF受託事業の事業構成及び活動について説明があった。本事業では統合的な沿岸管理を通じて国土全体の強靭性を高めること、コミュニティベースでのアダプティブな管理により持続的な維持管理を実現すること、また、モルディブ政府職員やコミュニティの能力強化に重きをおいた活動である点について説明があった。

モルディブ気候変動環境エネルギー省環境管理保全部上級海岸アナリスト アフメッド・ライッド氏より活動の進捗報告があった。沿岸域の統合的管理計画の検討状況に加えて、本邦研修、インドネシアでの第三国研修、現地モルディブでのセミナーの開催など、JICAの技術協力事業の特色や能力強化の有用性について発表を行った。

開会の挨拶(Bill氏、緑の気候基金事務局)

開会の挨拶(Bill氏、緑の気候基金事務局)

モルディブでの気候変動問題(Waheed氏、モルディブ気候変動・環境・エネルギー省)

モルディブでの気候変動問題(Waheed氏、モルディブ気候変動・環境・エネルギー省)

事業の進捗(Raidh氏、モルディブ気候変動・環境・エネルギー省)

事業の進捗(Raidh氏、モルディブ気候変動・環境・エネルギー省)

発表者

発表者