どうやって測る?森と生物多様性~ネイチャーポジティブに向けた見える化技術の現状~
掲載日:2024.09.17
イベント |
セミナー名:どうやって測る?森と生物多様性~ネイチャーポジティブに向けた見える化技術の現状~
主催:森から世界を変えるプラットフォーム
開催日:2024年8月21日(水)15:30~17:00
開催方法:オンライン
「森から世界を変えるプラットフォーム」(以下、森プラ)は、JICA地球環境部と、森林研究・整備機構森林総合研究所が共同事務局を務める、途上国における森林の保全や持続可能な管理を支援する取組みを推進するためのプラットフォームです。
*「森プラ」ホームページ:https://www.jica.go.jp/activities/issues/natural_env/platform/index.html
本セミナーは、クレジット事業の実施やTNFDへの対応等、ネイチャーポジティブな社会の実現に向けてどのように森や生物多様性を測り、見える化するのか、関連する技術やサービスを知り活用するヒントを得ることを目的として開催しました。
今回のセミナーでは、リモートセンシングやビッグデータ等を用いて、森や生物多様性の計測・可視化に関する技術・サービスを提供する民間企業の方にご登壇いただきました。
セミナーの冒頭では、一般社団法人リモート・センシング技術センター(RESTEC)遠藤氏より、森林分野のリモートセンシングにはどのような種類の技術があるのか、それぞれどのような長所・短所があるのか等についてご紹介いただきました(発表資料
)。
民間企業による森林分野における取組としては、株式会社Synspective和智氏からSAR(合成開口レーダー)衛星を用いた森林伐採モニタリングやバイオマス測定等について(発表資料
)、DeepForest Technologies株式会社桐岡氏からは、ドローンを活用した森林解析等についてご紹介をいただきました(発表資料
)。
生物多様性分野における取組としては、株式会社シンク・ネイチャーの松井氏より、生物多様性ビッグデータとAIを活用した、ネイチャーポジティブやTNFD対応向けサービス等について紹介いただきました(発表資料非公開)。
セミナーの後半に実施したパネルディスカッションでは、民間企業各社が提供するサービスや技術に関する強みや弱み、海外展開を含む今後の展望について、意見交換を行いました(パネルディスカッション概要
)。
本セミナーには、カーボンクレジット事業やTNFD対応などに関心のある民間企業や公的機関を中心とした200名以上の「森から世界を変えるプラットフォーム」会員にご参加いただきました。
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