ボリビアにおける日系人は、約1万3千人と推測されています。ラパス市やサンタクルス市などの大都市や、戦後建設されたサンフアン移住地、オキナワ移住地には大勢の日系人が在住しています。初期移民はペルーから転住した単身者が主流でしたが、戦後、二つの日本人移住地が建設され、計画移民が開始されました。そこでは助け合いや協働の精神が強く息づいています。これら多様な日系人へのインタビュー映像を通して、ボリビアに生きる日系人の生活と日系コミュニティに生き続ける日本人の心を紹介しました。
第二次大戦中のブラジルに生まれ、日本で半世紀を暮らした日系二世ブラジル人講師の日向ノエミア氏が、自らの生い立ちや日本人との交流を通してぶつかったカルチャーショックのエピソードを紹介するほか、残留孤児、日系人など多様なバックグラウンドを持つ人々のアイデンティティや、日本における多文化共生について語りました。
海外移住資料館のクリスマスツリーを一緒にデコレーションし、サンタ衣装を着て記念撮影をしました。さらに、JICA横浜・資料館メルマガ会員様限定企画として、海外のお菓子やコーヒーを当日入会申込みをされた方も含めてプレゼントしました。
安仁屋 滋(あにや しげる)氏
日本人移住120周年を迎えて、戦前移住者子孫は六世、戦後移住者は四世が誕生しています。こうした日本人移住者社会から日系社会への変遷を踏まえ、日本人移住者の足跡と将来の日系社会の在り方について、ボリビア日系社会を支え続けてきた安仁屋滋氏にお話いただきました。
講師:安仁屋 滋(あにやしげる)氏
(ボリビア日系協会連合会事務局長)
みなとみらい新港地区にて毎年開催の「宝島ハロウィン・ラリー」に今年も参加しました。ハロウィン風にデコレーションされた館内に、仮装コーナーやスタンプラリーコーナーを設置、また日本人移住先国の言葉で挨拶してくれたお子様へは中南米のお菓子をプレゼントしました。1,600人以上のお客様にご来館頂き、大盛況のうちにイベントを終えました。
日本におけるコーヒーの普及は、海外に渡った日本人移民と密接な関係がありました。
展示では、ブラジルコーヒーやハワイのコナコーヒーにおける日本人移民との関わりや移民が果たした貢献についてご紹介しました。
企画展示「コーヒーが結んだ日系人と日本」に関連して、日本からブラジルへ渡った初期移民のコーヒー農園での生活を描いた作品「ガイジン-自由への道」の上映会を開催しました。同作品は日系ブラジル人三世の映画監督チズカ・ヤマザキ氏による1980年の長編デビュー作で、同年のカンヌ映画祭で国際批評家連盟賞を受賞しています。当日は69名のお客様が来場され、日本の映画館では未放映の名作をお楽しみいただきました。
長谷川 勝彦 氏
日本におけるコーヒー文化の歴史、とくにカフェーパウリスタとの深い関わりについて、世界中のコーヒー産地を飛び回る長谷川社長ならではの体験談とともにお話いただきました。ブラジルコーヒーの試飲もありました。
講師:長谷川 勝彦 氏
(株式会社カフェーパウリスタ社長)
横浜のみなとみらい~山手エリアにある7つの博物館・動物園をめぐりながら、各館のミッションをクリアしてシールを集めていくスタンプラリーを行いました。
「日本出発からブラジル到着まで、最初の移民船は何日間かかった?」「ジャポネース(日本人)・ガランチード(信頼)ってどんな意味?」移民クイズに答えながら資料館をめぐって、移民の歴史や経験を楽しく学び、クイズに参加したあとは、記念品をプレゼントしました。
夏祭りのシーズンに合わせてイベントを開催いたしました。期間中は、浴衣・甚平を着てご来館のお客様へ、ブラジルコーヒー(ドリップ式)をプレゼントいたしました。
日本人移民がブラジルへ持ち込み、現在も各地で開催されている七夕まつり。ブラジル式の七夕飾りを、海外移住資料館で体験していただきました。
海外移住の日(6月18日)を記念して、二つの催し物を開催いたしました。期間中は、館内の特設クイズにご回答頂いたお客様へ、ブラジルコーヒーをプレゼントしました。また、移民すごろくにご参加いただいたお子様へは、中南米のお菓子をプレゼントしました。
海外移住の日(6月18日)にちなみ、ブラジル日本移民に関する講演会を開催しました。タイトルは「移民による、移民のための研究所—サンパウロ人文科学研究所の歩みとブラジル日本移民史—」。ブラジル日本移民によって創設された、移民のための研究所の歩みを、同研究所へ派遣された元JICA日系社会青年ボランティアの長尾直洋博士にお話いただきました。サンパウロ人文科学研究所日本支部による第2回研究生派遣事業報告会、JICA横浜 海外移住資料館見学ツアーも同時開催いたしました。
現在では年間100万人もの観光客が訪れるペルーのマチュピチュ遺跡が世界的な観光地となった背景には、その玄関口であるマチュピチュ村の開拓がありました。そのマチュピチュ村を創り、発展に尽くしたのが、一人の日本人移民であったことは、あまり知られていません。
ペルー日本人移民120周年にあたる本年、マチュピチュ村のために貢献した野内与吉に焦点を当てるとともに、ペルーの日本人移民たちが、幾多の困難に遭遇しながらも乗り越え、ペルーにおける日系社会を形成してきた足跡や、ペルー考古学研究の発展に寄与した日本人、二、三世が活躍する現在のペルー日系社会を紹介しました。
また、与吉の故郷である福島県大玉村に創設された野内与吉資料館より、与吉の遺品である手作りの工具等を借用して展示しました。さらに、外交史料館より貸与頂いた諸資料を三期に分けて展示しました。
主催:
JICA横浜 海外移住資料館、日本マチュピチュ協会、一般社団法人 野内与吉資料館