特別派遣前訓練の詳しい内容はこちら

「特別派遣前訓練」のはじまり

通常、JICAでは派遣前の候補者に対して、青年海外協力隊訓練所(JICA駒ケ根訓練所及び二本松訓練所)にて、合宿型の派遣前訓練を実施しています。しかし、新型コロナウィルス感染症拡大の影響で派遣前訓練や派遣の延期を余儀なくされています。そこで、派遣前訓練及び派遣が延期となった隊員候補者のうち希望者を対象に、特別派遣前訓練(地域実践研修)を実施することとなりました。

「特別派遣前訓練」のめざすもの

本訓練は、先述の隊員候補者が日本国内の地域が抱える課題解決に資する活動に参加しながら、住民参画を促すアプローチやコミュニケーションスキル、課題解決に向けた計画策定等、派遣国での活動に必要な実践的な経験や知識の習得を目的としています。

また、協力隊事業の目的の一つである「社会還元」として、このような国内での地域実践型訓練が直接的な地域貢献活動に資するのみならず、帰国後を見据えた各候補者の日本地域の地域活性化等への貢献に向けた意識の醸成につながることも期待されています。

「特別派遣前訓練」の内容

JICA海外協力隊と同じく、訓練生を受け入れる自治体によって訓練内容はさまざまです。

「特別派遣前訓練」の実績

2020年8月
全国各地への訓練生派遣開始。
2021年9月
第11次配置が完了。
(本時点で総計94名(九州では24名)が訓練に参加。)
(注)九州では、2022年1月4日に特別派遣前訓練が終了しています。

九州圏内(沖縄県を除く)における活動先と派遣実績(注)括弧内は派遣実績数

【画像】

大分県別府市(2名)
宮崎県西臼杵郡高千穂町(3名)
熊本県

  1. 玉名郡玉東町(4名)
  2. 八代市坂本町(3名)
  3. 葦北郡芦北町(3名)
  4. 人吉市球磨地域(9名)

「特別派遣前訓練」視察レポート

2021年6月21~22日に、JICA九州の海外協力隊担当者が、八代市坂本町、葦北郡芦北町、人吉球磨地域へ出向き、特別派遣前訓練の様子を視察しました。その一部をご紹介します!
(視察は、2021年6月21・22日のものです)

【画像】

(注)各訓練生の活動報告や感想は、特別派遣前訓練生・受入れ自治体の声に掲載中です。