<イベント報告・佐賀>「一時帰国隊員向けオンライン出前講座セミナー」を開催しました。

2020年9月23日

『一時帰国隊員向けオンライン出前講座セミナー』参加者とJICAのJのポーズ!

 2020年9月12日(土)に『一時帰国隊員向けオンライン出前講座セミナー』を開催しました。
今回は、新型コロナウィルス感染者拡大の影響を受け一時帰国・待機となったJICA海外協力隊員5名、帰国隊員2名が参加しました。
 まず、帰国隊員1名(佐賀県海外協力協会会長、以下OV会会長)に模擬出前講座を実施頂き、その後、国際協力推進員より、JICAとしての開発教育/国際理解講座の意義・目的や留意点、話す際のポイント等を説明しました。
 後半の1時間は質疑応答・意見交換の場と、各参加者の方々から自己紹介頂き、ざっくばらんに質問を出して頂きました。「出前講座の際の時間配分はどうしたら良いか?」など、自分が実際に出前講座をする事をイメージしているからこそ出てくるような具体的な質問があり、今回のセミナーの内容をジブンゴトとして捉えられている様子に、主催した側として大変嬉しく思いました。
 また、参加者の中には7月に行った『一時帰国隊員・待機隊員意見交換会』に参加出来なかった隊員の方も含まれていたことから、各隊員の現在の状況や、佐賀県内で行われている国際交流・国際協力関すること、それらに関連したイベントなど、情報交換の場も設ける事が出来ました。OV会会長から、一時帰国隊員の方々に温かい励ましの言葉を頂き、隊員の気持ちに寄り添った言葉を掛けて頂いたことがとても嬉しく、きっと沢山の思いを抱えているであろう隊員の皆さんの心情と重なり、胸が熱くなる思いがしました。実施後、参加した隊員の方々から「参加して良かった。」や「今後もこのような会があれば参加したい。」との意見を頂きました。
 JICAデスク佐賀では、『JICA海外協力隊ナビ』『協力隊ラジオ』にて隊員活動の報告の場を設けています。帰国し時が経つと、途上国で活動していた事がまるで夢だったかのように感じてしまう人が多いですが、自身が行ってきた活動を人に話す事で、自分自身に落とし込み、自身の活動を見つめ直すお手伝いが出来ればと思います。
 新型コロナウィルスの影響により、何かとオンラインが主流になってきているこの頃ですが、それによって遠方の方々とも繋がれるという利点ももたらしました。この利点も生かしながら、今後とも継続した繋がりを持ちつつ、隊員の皆さんが行ってきた活動を報告する場を、引き続き提供していければと思います。

お問い合わせ:
  JICAデスク佐賀 武田
  TEL:0952-25-7921 ((公財)佐賀県国際交流協会内)
  Eメール:jicadpd-desk-sagaken@jica.go.jp