<イベント報告・佐賀>講演『故郷九州からアフリカへの国際協力』を開催しました。

2020年9月29日

講演中の様子

9.19講演スタッフ一同

全体写真

 9月19日(土)、佐賀商工ビル7階大会議室にて、公益財団法人佐賀県国際交流協会と共催で、講演『故郷九州からアフリカへの国際協力』を開催しました。
 当日は、新型コロナウィルス感染防止対策として、座席の間隔を確保し、参加者の方にはマスク着用、手指消毒対応、検温・問診へのご協力をお願いしました。
 今回は、北九州市に本部を置く認定NPO法人ロシナンテスの川原尚行理事長をお招きし、川原理事長が医師という立場で見た、スーダン、ザンビア、タンザニアでの国際協力の現状を、ご経験を踏まえながらお話頂きました。
 アフリカでの医療支援、水事業のお話の一つ一つから大変なご苦労が垣間見えるものの、それらを優しく、そしてユーモアのある口調で語られる様子から、内に秘められている強さや逞しさを感じました。ご苦労をものともせず、ただ真っ直ぐひたむきに現地の方々と関わって乗り越えてこられた川原理事長のお人柄があってこそ、なせる業だろうと心から感銘を受けました。
 お話の中で、「アフリカでは、無い中で満たされたたった一つの事に幸せを感じるのに、日本に戻れば、あれもこれも足りないと、足りない事に目がいってしまうのは一体何でなんだろう」と話された様子にとても感動しました。ものに満たされている日本の当たり前は、アフリカでは当たり前ではないからこそ、それが満たされた時に、大きな喜びを感じる事、私自身隊員時代にアフリカで感じていた想いを、日本で生活をする中で徐々に忘れてしまっていたことに気づきました。
 この度は、参加定員50名に制限させて頂きましたが、多くの方々からお申込み頂き、定員オーバーのためお断りする方の人数が多かったのが残念でした。お申込み頂いたみなさま、ありがとうございました。
 今後も、JICAデスク佐賀として、私たちが住む世界のこと、地球のことに目を向けるきっかけづくりや、様々な可能性・選択肢を発見するお手伝いを行っていければと思います。
 ご参加頂いたみなさま、本当にありがとうございました。

(JICAデスク佐賀 武田)