<イベント報告・佐賀>フィンランド国際理解講座を実施しました!

2020年11月2日

10月24日のオンライン開催の様子。

今月の担当者、佐賀国際交流協会スタッフの方が司会されている様子。

 JICAデスク佐賀では、東京オリンピック・パラリンピック2020の開幕が延期されたことを逆にチャンスと捉え、ホスト国と関係する団体と協働し、佐賀県でおもてなしする機運を高めるための活動を行うことにしました。
 佐賀県国際交流協会、サワディー佐賀、佐賀県国際課・スポーツ課、プロバスケットチームKARATSU LEO BLACKS、Kia Ora Kiwi(キオラ キウイ)と『さがホストタウンおもてなしネットワーク』を結成し、オリンピック2021のホストタウンとしておもてなしの為の国際理解イベントを実施していきます。
 イベント第3回目の10月24日(土)は、『オンライン国際理解講座③~フィンランド編~』を、佐賀大学出身で現在は母国にお住いの、フィンランド人元留学生の方を講師に、Zoomで現地と繋ぎ国際理解講座を実施しました。
 フィンランド語での簡単な挨拶の仕方や、フィンランドの地理、自然環境、サウナ、サンタクロース、食事、オーロラや白夜・極夜、そしてスポーツについて、たくさんの写真を交え日本語で説明いただきました。
 フィンランドは気候的に厳しく、夏は30度、冬はマイナス30度になるとのこと、また夏場は白夜で夜中ずっと明るく、冬場は、極夜でずっと暗い日が続くとの事でした。お話の中で『カーモス(極夜)うつ病』になる人もいるとの話がありましたが、参加者からの質問で、「そんなに厳しい環境なのに、幸福度世界1位に選ばれ続けるのは何故ですか?」という質問が出ました。講師は、なんでだろう?と話しつつも、「学校や病院などのシステムがしっかりしていてお金がかからないからかな?」と答えられ、それを聞いた司会者や参加者からは、実際に住んでみたいとの声があがりました。また、『サルミアッキ』という現地のお菓子は、世界一まずい飴でタイヤの味がし、日本人は皆嫌うという話に参加者から多くのコメントが書き込まれ、大変盛り上がりました。遠いフィンランドという国に関し、参加者の方々は興味津々で沢山の質問や、コメントが寄せられ、楽しい回となりました。
 佐賀での生活を終えた後も、このような会に講師としての参加を希望され、日本語を忘れないように日本語で話したいと、自らおっしゃって下さったことに感謝すると共に、きっと日本での良い思い出がたくさん残っているのだろうなと思いました。日本にお住まいの在住外国人の方はもちろんの事、様々な場所で巡り合ういろいろな国籍の方々に、日本という国を好きになってもらえるような関わりをしていきたいと改めて感じました。
 佐賀が6か国のホストタウンとなりこのような機会を設ける事が出来、各国の事を詳しく知る機会を作れた事を嬉しく思います。
 (当日の様子はさがホストタウンおもてなしネットワークFacebookよりご覧いただけます。)
 次回11月29日(日)は、タイ国際理解講座を実施予定です。次回もお楽しみに!

次回のイベントご案内

1.参加料無料です。
2.申込不要です。
3.お気軽に、さがホストタウンおもてなしネットワークFacebookへアクセス下さい。
https://www.facebook.com/hosttownsaganetwork/

問合せ先:
JICAデスク佐賀 武田
TEL:0952-25-7921 ((公財)佐賀県国際交流協会内)
Eメール:jicadpd-desk-sagaken@jica.go.jp