<イベント報告・佐賀>佐賀でJICA海外協力隊ナビ(2021年度第5回)パラオ隊員による活動報告を実施しました!

2021年9月6日

8月8日参加者でJICAの“J”のポーズ!

活動報告の様子

質疑応答の様子

佐賀弁ラジオ体操その1

佐賀弁ラジオ体操その2

 2021年8月8日(日)、対面式とオンラインを併用してJICA海外協力隊ナビを開催しました。

 2021年度第5回目となる今回は、パラオに栄養士として派遣されていた元シニア海外協力隊員の嶋津眞由美さんによる活動報告会を開催しました。また、嶋津さんは東京オリンピック2020の聖火ランナーを務められたことから「カイト」のメロディーに乗ってご入場頂きました。

 嶋津さんは隊員活動中、栄養士として公立小学校や高校の給食改善に取り組まれました。ただ給食を提供するだけでなく、衛生面の指導や栄養管理、地元の栄養士の方々への調理指導、子供たちへの栄養指導などの活動も行われました。
 また、衛生管理チェックシートの作成、そのチェックシートを使った調理員さんへの手洗い指導、調理物品の管理指導、調理方法の指導にも取り組まれました。様々な活動についてお話いただく中で、特に現地の地域性を考えメニューを考案されたという点が心に残りました。パラオの人はあまり野菜を食べない、缶詰食が多いといった特色があったそうです。それを、現地の人の口に合うようなものを作りつつ、バランスの良い食事を提供する工夫をされたということでした。
 パラオは過去の歴史の影響から、刺身や煮込み料理も食べられる人も多く、日本風の味付けも特に問題なく受け入れられたようでした。醤油も普通に家庭で使用されているようです。

 また最後には、運動の重要性についても触れられ、参加者全員で佐賀弁ラジオ体操を行いました。
 その後会場では、嶋津さんの聖火トーチを持たせて頂き写真会を行いました。とてもパワフルな発表で、参加者からの質問も多く、大変活発な報告会になったように思います。
 
 このように、活動報告を実施することで、隊員の素晴らしい体験や得られた学びを多くの皆様に共有できたことを嬉しく思います。今後も、オンラインのイベント開催によって、地域を越えた交流や情報の共有に繋げていきたいと思います。
 JICA海外協力隊ナビを通して、JICA海外協力隊について知って頂くだけでなく、私たちが住む世界・地球のことやこれからの私たちの未来について考える機会になれば幸いです。
(当日の様子は佐賀県国際交流協会Facebookにてご覧頂けます。)

 ご試聴頂いたみなさま、ありがとうございました。
 9月のJICA海外協力隊ナビは、マーシャル諸島理学療法士隊員によるオンライン活動報告を予定していますので、ぜひ次回もお楽しみに!

お問い合わせ:
  JICAデスク佐賀 担当:武田
  TEL:0952-25-7921 ((公財)佐賀県国際交流協会内)
  Eメール:jicadpd-desk-sagaken@jica.go.jp