<イベント報告・熊本>映画上映会「ムヒカ 世界でいちばん貧しい大統領から日本人へ」を開催しました!

2022年4月1日

上映会の様子

映画「ムヒカ 世界でいちばん貧しい大統領から日本人へ」上映会を開催しました。

質素な暮らしぶりで「世界で最も貧しい大統領」とも言われた、第40代ウルグアイ大統領ホセ・ムヒカと日本の知られざる関係を描いたドキュメンタリー映画「ムヒカ 世界でいちばん貧しい大統領から日本人へ」の上映会を、3月9日に熊本市国際交流会館ホールにて開催しました。
本映画に登場する絵本「世界でいちばん貧しい大統領のスピーチ」を、昨年11月末に実施したイベント「絵本でひらこう世界のトビラ」にて紹介し、そのイベントに参加してくださった方から映画を見たい、とのお声もあり本上映会に至りました。
当初2月18日に開催予定でしたが、コロナ感染拡大のため延期しこの日上映となったことで、映画の見方もまた変わったかもしれません。

当日は、年齢層も様々に約40名の方が本上映会にご来場くださいました。コロナ感染拡大防止のため、終演後に感じたことを共有するディスカッションなどもできませんでしたが、ご来場いただいた皆様からはたくさんのご感想をいただきましたので、ここで一部だけ紹介させていただきます。
(皆様からのご感想につきましては下記関連ファイルのPDFをご覧ください)

・幸せになる。この言葉が持つ意味について考えるいい時間になった。(20代男性)

・仕事やコロナに振り回されて、24時間が同じようにくり返されていくような生活だが、少し立ち止まって足元や周りをゆっくり見て考える余裕をもちたいと思わせる、そんな映画でした。(50代男性)

・皆が同じ考えではないので、皆が幸せで平和な世界の実現というのは本当に難しいです。しかし、各々が少しでも相手の立場になって考えることが出来たら少しでもよい世界になるのかなと改めて思いました。(20代女性)

・心にとめておきたい言葉であふれていました。とても励まされた。想像以上でした。(30代女性)

・いくら“世界一貧しい大統領”とはいえ一般市民よりは少し高い生活水準の暮らしをしているのでは?と思っていたが、ムヒカの自宅や暮らしはとてもシンプルで、私の祖父母の家のようだったので驚いた。紡がれる言葉ひとつひとつが心に沁みた。(10代女性)

・何の為に生きるのかとても考えさせられる。人の幸せとは何なのだろう。私は子ども達の為に何を残すことができるのだろう。私自身が何か信念を持ってつらぬいて生きてきただろうか、そんな姿を子どもたちに示してこれただろうか。自分の幸せ、これからを生きる人たちの幸せを考えて、今後の人生を全うしたい。(40代女性)

皆様からのご感想で、この作品のよさはもとより、今考え直すべきことや本当に大切なこと、本当の幸せとは何なのか、をムヒカさんの言葉から教えられたということがよく伝わるのではないでしょうか。今だからこそ見ていただきたい作品ですので、機会がありましたらぜひご覧ください。
会場が空調工事中で暖房がきかないにもかかわらずご来場いただいた皆様、本当にありがとうございました。

2022年度も国際協力や国際理解につながるようなイベントを企画してまいりたいと思っておりますので、ふるってご参加いただけますと幸いです。
どうぞよろしくお願いいたします。

(JICAデスク熊本 担当:尾上)