JICA海外協力隊広報番組「Jump to the World」(2021年度第15 回目)、今年度最終回が放送されました!@佐賀

2022年4月4日

新推進員の石川洸さんです!どうぞよろしくお願いいたします!

 3月30日(水)19時から、佐賀のコミュニティラジオ「えびすFM」にてJICA海外協力隊広報番組「Jump to the World」の2021年度第15回目が放送されました。

 今月の放送は、佐賀県新推進員である石川洸さん(元セネガル共和国、村落開発普及隊員)をゲストにお迎えしました。自己紹介から始まり、現在のお仕事に関してのご紹介、協力隊からどういった経緯で現職に就かれたか、協力隊で頑張った活動等の紹介、このお仕事に期待する事、また今月のメッセージテーマであるJICA海外協力隊の「体験を通し得たもの」に関してお話頂きました。

〇自己紹介
 佐賀県でもなく、石川県でもなく、新潟県出身です。協力隊の村落開発普及員としてセネガルへ派遣、その後10か月の短期ボランティア、JICA民間連携事業で株式会社カゴメの現地法人立ち上げの為にセネガルに関わり、合計5年をセネガルで過ごしました。世界を見た先で、「人を笑顔にしたい!」と思い、大阪の吉本興業所属の門戸を叩き、NSCを無事卒業。相方はフランス人でした。現在も吉本興業に所属している身です。佐賀に来たのは協力隊時の知り合いからサガン鳥栖の英語通訳の依頼が舞い込んだのがきっかけで、昨年の4月に移住しました。

〇国際協力推進員応募のきっかけ
日本国内、世界と、様々な場所をみて来たからこそ、自分の経験を少しでも還元する事で日本と世界を繋ぐ架け橋となりたい、こういう時期だからこそ、協力隊に挑戦しようと思っている人の背中を押したいと思っています。

〇青年海外協力隊応募のきっかけ
元々学校の先生になりたかったのですが、その時相談に乗ってくれた大学の先生から、「先生になりたいなら人生経験も積まずに教壇に立つな。」と諭され、世界を見るためアメリカへ留学しました。一番の先進国で生活した後、貧しいとされる途上国を見てみたいと考えるようになり、調べる中で青年海外協力隊の制度が誰にでも門戸が開かれていると知って、ぜひ挑戦したいと思い応募しました。

〇協力隊活動で頑張った事。
 セネガルの砂漠地帯に派遣され、砂漠化防止の為の活動として、植林の推進を行いました。植林についての知識を広める為、小学生を対象として修学旅行を実施しました。また、薪の使用量を減らす事により森林伐採を減少させ、砂漠化が防止される事から、調理用かまどの普及活動も実施し、在任中150弱のかまどを近隣の民家に設置しました。離任3年後にセネガルに戻った際もまだ使用されていて感動でした!

〇3月のメッセージテーマ、JICA海外協力隊の「体験を通し得たもの」に関して
もう少し肩の力を抜いて生きていいんだなと思いました。セネガル在任中、砂漠の続く道をバイクで走っていた時に財布を落としてしまい、気づかないまま食堂へ。そのまま食事をし終わり、支払いをしようとするが財布が無い事に気づきました。そんな時食堂の人が「今度払ってくれればいいよ。」と温かい言葉をかけてくれました。そんな経験をしたことで、肩ひじ張らずにリラックスして人を思いやりながら生きるのもいいなと感じ、色んな生き方が世界にはある事を知るきっかけになりました。

〇推進員の仕事でどんなことをしてみたいかや、仕事に対する意気込み
JICAに関して知ってもらう事は勿論の事、様々な佐賀の関連団体の方々とも協力しながら、多方面の活動を実施していければと思います。そうして佐賀を盛り上げる事で、多くの人に国際協力に興味を持ってもらえればと思いますし、是非一人でも多くの方に協力隊にチャレンジしてもらえるよう、背中を押す役割をしっかり担っていければと思っています。

 石川さんの経験の深さや活動に対する情熱を感じられるお話でした。石川さん、ありがとうございました。

 恒例の「世界の国歌コーナー」は、石川さんの派遣国にちなみ、セネガル共和国国歌を流しました。

 今回メッセージをいただいた皆さま、リスナーの皆さま、本当にありがとうございました。番組中、新任の石川さんや退任する武田に向けて、沢山のメッセージを頂きました。寄せられた感動のメッセージに、涙と鼻水で原稿が読めず、リスナーの皆様にお聞き苦しい場面もあったかと思います。大変申し訳ありませんでした。

 末筆となりましが、2年2カ月に亘りリスナーの皆さまには大変お世話になりました。メッセージを通じて、たくさんの交流をさせて頂き、とても楽しかったことばかりが思い出されます。このような思い出で推進員業務を締めくくれる事を大変嬉しく思います。今後は推進員ではなくなるものの、私自身が協力隊OV(経験者)である事には変わりませんので、いちOVとして今後も佐賀県の国際協力・国際交流を盛り上げていければと思います。
 今まで、誠にありがとうございました。今後は石川さんがJICAデスク佐賀を盛り上げていかれますので、どうぞ今後とも宜しくお願い致します。

 次回、2022年度第1回目の放送は、2022年4月6日(水)19時から20時です。次回のメッセージテーマは JICA海外協力隊の「引越し」に関してです。次回もどうぞお聞き逃しなく!

【試聴方法】

1.えびすFM(89.6MHz )はコミュニティーFM局に認可される最大送信出力20Wで放送しています。
2.FMプラプラの無料アプリをダウンロード頂き、その中でえびすFMをチャンネル登録して頂くと、世界のどこからでもご試聴できます。
3.下記関連リンクのえびすFMのホームページからもご試聴可能です。

【ご案内】

・佐賀の多文化共生推進番組「SPIRA多文化わいわいわい」
公益財団法人佐賀県国際交流協会(SPIRA)が実施する番組も毎月第3水曜日19時-20時に放送中!

お問い合わせ:
  JICAデスク佐賀 担当:武田、石川
  TEL:0952-25-7921 ((公財)佐賀県国際交流協会内)
  Eメール:jicadpd-desk-sagaken@jica.go.jp