<イベント報告>JICA短期研修員と鹿児島・第一工科大学の学生との交流プログラムを実施しました!

2023年3月13日

大学生による発表の様子

プレゼンを熱心に聞く研修員

研修員が自国のエネルギー事情について説明

最後はモニターを挟んで記念撮影

カザフスタン、キルギス、ウズベキスタンなど5カ国から「エネルギーの高効率利用と省エネの推進」を学ぶ目的で来日した10名の研修員が、鹿児島第一工科大学工学部環境エネルギー工学科の1年生45名の大学生と、通訳を交えながらオンラインで交流をしました。大学生は「エネルギー概論」という講義を受講していることから、研修員とは「エネルギー」という共通テーマでの交流となりました。

はじめに、大学生が自分たちで調べた「日本の生活とエネルギー」についてのプレゼンテーションを行いました。日本のエネルギー自給率が12%であり、エネルギー資源のほとんどを海外からの輸入に頼っている状況であること、また、地熱や太陽光など日本の再生可能エネルギーの取り組み状況などの発表に、研修員の皆さんは熱心に耳を傾けていました。

続いて、研修員が大学生にそれぞれの国のエネルギー事情についての紹介を行った後、質疑応答が行われました。「日本ではなぜ石炭が主要なエネルギーではなくなったのか」、「再生可能エネルギーの割合をどのように増やしていくのか」など、活発な意見交換が行われました。

終了後、大学生からは「様々な国の方と意見交換ができ、貴重な体験ができた」、「日本はエネルギー自給率12%なのに、ウズベキスタンでは10倍の120%もあることを知り驚いた」などの感想がありました。また研修員からは「大学生の発表を通じて、日本のエネルギー事情がよく分かり勉強になった」という感想がありました。

研修員にとっても大学生の皆さんにとっても、お互いの国のエネルギー事情が理解でき、大変有意義な交流プログラムになったと感じました。今回は、九州海外協力協会でインターンをしている九州産業大学1年生の浅利より報告いたしました。

(九州海外協力協会インターン生 浅利遥香)