バハルダール市住民15万人に清潔な水を供給する給水システムがJICA支援により完成

2023.07.18

7月13日、バハルダール市において、JICAが支援により建設した給水システムをアムハラ水・灌漑・エネルギー局に引き渡す式典が行われました。本プロジェクト「バハルダール市上水道整備計画」 (供与額18.36億円/約1,600万米ドル)では、6つの深井戸、42kmの配水管の敷設、4,000m3と1,000m3の貯水容量を持つ2つの貯水池等の建設を通じて、15万人の住民に清潔な水を供給することが可能となります。

式典には、伊藤恭子駐エチオピア特命全権大使駐エチオピア特命全権大使、アーメド・シデ・エチオピア財務大臣、イェレカル・ケファレ・アムハラ州大統領、ディレス・サヒル・バヒル・ダル市長、ママル・アヤレウ・アムハラ州水・灌漑・エネルギー局長らが出席しまし、給水システムの完成を祝いました。

伊藤大使はスピーチで「このプロジェクトはSDGsの目標3、6、9の達成に向けた一歩です」として、良好な健康と福祉の実現、清潔な水と衛生の供給、強靭で包括的かつ持続可能なインフラの整備などの目標に貢献すると述べられました。

JICAは今後、エチオピア側のカウンターパートに対し、ブースターポンプステーション、配水ステーション、送電線、ボーリング孔などの管理・運営に関する技術支援(研修)を実施し、給水システムの持続的な運営を後押ししていきます。

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アフメド・シデ財務大臣、イェレカル・ケファレ・アムハラ州大統領、伊藤恭子駐エチオピア日本大使によるガブリエル給水所でのテープカット。アツェ・テウォドロス地域の住民に4,000m3のきれいな水の供給が可能となる。

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加圧ポンプ場の運営について説明するママル・アヤレウ博士

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加圧ポンプ場と受水槽(容量1,000m3)

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ガブリエル配水所の貯水池(容量4,000m3)

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日本政府とエチオピア政府のパートナーシップを記念する銘板

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配水場が稼働開始し、現在の水位を示すウベツ・レムネ氏

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加圧ポンプ場脇への伊藤大使による記念植樹

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写真左側から:下平千恵JICAエチオピア事務所次長、ママル・アヤレウ・アムハラ州水・灌漑・エネルギー局長、アーメド・シデ財務大臣、イェレカル・ケファレ・アムハラ州知事、伊藤恭子駐エチオピア特命全権大使、ゲタチョウ・ジェンバー・アムハラ州副知事、カッサフン・ゴフェ貿易・地域統合担当大臣。

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伊藤大使からアムハラ州水・灌漑・エネルギー局長ママル・アヤレウ博士に施設の鍵が手渡された。

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アムハラ州水・灌漑・エネルギー局長ママル・アヤレウ博士からバハルダール上下水道事業部長イルガ・アレム氏へと施設の鍵が手渡された。

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このプロジェクトの実現に貢献した日本側関係者(鴻池組、日本テクノ)、日本大使館、JICA、ママル・アヤレウ博士の集合写真。

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