JICA研修の学びを通じ、パプアニューギニアでメンタルヘルスの革新を促進
2025.12.17
2025.12.17
本日はパプアニューギニア(PNG)の保健省・国立保健局の公衆衛生部門、人口健康支部に所属するメンタルヘルスオフィサー、ルーカス・ウェイケンさんをご紹介します。
彼は最近、日本で行われたJICAの「メンタルヘルスと心理社会的支援(MHPSS)」に関する課題別研修(KCCP)を修了しました。
ルーカスさんにとってこのJICA東北センターでの研修は、災害への強靭性とメンタルヘルスの準備に関する先進的なシステムを備えたものであり、研修への参加は、刺激的で良い経験となりました。そして、彼にとって日本での生活は、美味しい料理、最先端のインフラ、そして尊敬と平和に基づいた社会といった目を見張るものでした。
特に印象的だったのは、福島原子力発電所を訪れ、日本の高度な災害リスク軽減戦略を視察したことです。「日本は自然災害が多い国ですが、その強靭性と緩和プロセスは世界トップクラスだと思います」と彼は述べています。
また、ルーカスさんは次のようにも述べています。
「日本は学び成長するのに素晴らしい場所です。ここで得た知識とスキルはPNGの職場を改革し、国の発展に貢献します。JICAを通じて日本からもっと学び、私たちの国をより良く変えていきたいと思います。」
パプアニューギニアの国旗を持つ、ルーカス氏と他の参加者
ルーカスさんはPNGに帰国後、メンタルヘルス・ギャップ・アクションプラン(mhGAP)を実施する予定です。これは、医療従事者にメンタルヘルスの基礎を訓練し、サービスを地方のコミュニティに展開するプログラムであり、PNGの国家保健医療健康計画2021–2030や、災害状況におけるメンタルヘルスシステムを強化するというJICAの戦略とも一致しています。
●関連リンク
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