知識から行動へ:日本で研修を受けた研修員が開発課題への解決策を発表
2026.02.23
2026年2月13日、JICAパプアニューギニア(PNG)事務所は JICA PNG 研修員同窓会と共同で、「JICA研修員による研究成果およびアクションプラン発表会」をポートモレスビー市内のラマナホテルにて開催しました。本セミナーは国家水産庁(NFA)の協力により実施されたものです。本セミナーでは、JICAの奨学金・研修プログラムを通じて日本で学んだ PNG の研修員による、開発課題に焦点を当てた研究成果が紹介されました。
今回のセミナーでは、PNG が直面する重要な課題に関する研究が発表されました。テーマには、気候レジリエンス、IUU漁業(Illegal, Unreported and Unregulated:違法・無報告・無規制)、環境衛生、外交問題などが含まれており、PNG における行政能力強化や持続可能な開発への貢献が示されるとともに、両国関係の重要性についても触れられています。
研修修了生の発表の様子
発表者:
- ドナルド・ウォーカー氏(国家水産庁)
- バーナード・ブア氏(国立水産訓練校)
- ジョナ・アウカ氏(気候変動・開発庁)
- レルヴィ・タプラー氏(ココポ市役所)
- エドモンド・コンボリ氏(外務省)
当日は、政府機関、民間企業、NGO などから 80 名以上が参加し、活発な質疑応答が行われ、関係機関同士の建設的な対話が促進されました。
これらの研修員は、こうした論文・研究成果とともに、研修で培った革新性やエビデンスに基づく思考とともに今後のPNGにおける政策策定や、各部門の意思決定の改善に寄与することが期待されています。
終了後の集合写真
イベントの中で、松岡秀明JICA PNG事務所長は、日本が 1974 年にPNGへの政府開発援助(ODA)を開始して以来、これまで約 5,000 名の PNG の行政官が JICA の支援により日本で研修を受けてきたことを強調し、これらのプログラムは、日本の独自の開発経験から学び、その知識を母国の課題解決に応用する貴重な機会であると述べました。
JICA パプアニューギニア事務所長 松岡秀明 挨拶
日本国大使館玉光次席の挨拶
PNGの研修員の皆さんにとって、文化の異なる日本で学ぶことは決して容易ではなかったかもしれませんが、これらの成果は学術的面だけではなく、PNG の社会・経済開発への強い貢献意欲の表れでもあったことでしょう。
また、セミナーでは、2月11日の「建国記念の日(Japan’s Foundation Day)」を記念し、ケーキカットや日本食の提供などのセッションも行われました。
日本の建国記念日を祝してのケーキカットの様子
JICA PNG 事務所は、参加したすべての研修員の成果を称えるとともに、人材育成を継続的に支えるパートナー・関係機関の皆様に深く感謝いたします。これら事業を通して、引き続きPNG の人材育成と二国間の関係強化に向けて努力してまいります。
●関連リンク
・顧みられない熱帯病(NTDs)制圧への挑戦:世界の潮流とパプアニューギニアの現場から(世界NTDの日)
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