教育分野における新プログラム「TOGETHER」記念式典を開催!
2026.03.11
2026年2月25日にポートモレスビーにおいて「TOGETHER」プログラムが正式に開始されました。このプログラムは、「教育のためのグローバル・パートナーシップ(GPE)」の「システム変革助成金」および「システム能力助成金」(総額1,218万米ドル)を通じて支援されており、パプアニューギニア全土における主要な教育改革の推進を目指しています。国際協力機構(JICA)は、GPEの調整機関(Coordinating Agency)としてPNGの教育方針である「Education Compact」の策定に協力しており、同Compactに基づき、GPE資金を管理するGrant AgentであるUNICEFが他パートナーとも連携し、「TOGETHER」プログラムを立ち上げました。
「TOGETHER」プログラムは、PNGにおける主要な教育システムの強化に重点を置いています。具体的には、教員の質の向上や、1-6-6制による学校再編の展開支援、「国家教育計画2020-2029」に基づくカリキュラム実施の強化、そして全国におけるジェンダーに配慮した計画策定とデータ活用の強化です。
この式典には、PNG政府機関からは教育省、高等教育省、財務省、国家計画モニタリング省が、開発パートナーからは、JICA、ユニセフの他にもオーストラリア高等弁務官事務所、世界銀行、アジア開発銀行、市民社会団体等から関係者が出席しました。
本式典では、開発パートナーの代表として、JICAパプアニューギニア事務所の松岡所長が開会の辞において「今回の事業開始は、PNGの教育システム全体の変革に向けた重要な一歩となる」と述べました。また、ユニセフ・パプアニューギニア事務所代表代理のヴィカス・シン氏は、「この協力は、進歩を持続させ、投資を保護し、あらゆるセクターのパートナーを結集してすべての子どもに永続的な成果をもたらす教育システムの構築を目指している」と述べました。
GPEのハディ・カーン氏も、「教員管理、カリキュラム提供、セクター計画といった中核的なシステムを強化することで、PNGの永続的な学習改善の基盤を築く」と述べ、教育環境の変革において強力なパートナーシップが果たす重要な役割を強調しました。
Speech by Mr. MATSUOKA Hideaki from JICA
Speech by Mr. Vikas Singh from UNICEF
Speech by Mr. Hadi Khan from the Global Partnership for Education
今回の式典では、GPEシステム変革助成金を実施するに際し、PNG教育省、ユニセフ、JICAが持続可能で効果的な教育改革を支援するという合意文書に署名も行いました。サバティ・メロ教育省副次官は、国家の優先事項の推進と生徒の学習成果の向上に向けたこの投資の重要性を強調しました。
Commemorative photo after the signing
「TOGETHER」プログラムは、パプアニューギニア全土の子どもたちが学校に通うだけでなく、効果的に学び、基礎スキルを身につけ、安全で支援に満ちた学習環境で成長していくことを目指しています。この取り組みは、教育システムの強化と、長期的なシステム全体の変革を支援するための大きな一歩となります。
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・ITの専門性を、現地行政の力へ ― 市民相談を支える「仕組み」をつくった2年間 ―(望月 賢人隊員)
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