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国境を越えた学び ~交流授業で深まる絆~

#4 質の高い教育をみんなに
SDGs

2025.03.07

大縄跳び競争 日本の子どもたちよりも多く飛べました。

はじめてのかるた取りに挑戦!

ソゲリ小学校の子どもたちは、「万博国際交流プログラム 」を通じて大阪市立加美北小学校と交流授業を行っています。これまでに、パプアニューギニアの伝統ダンス披露と学校紹介や日本在住のパプアニューギニア人による講演を行いました。3回目の交流となる2月27日、ソゲリ小学校の子どもたちは、インターネットを通じて大阪市立加美北小学校の5年生の子どもたちと大縄跳び競争とかるた取りを一緒に楽しみながら競い合いました。かるた取りでは、パプアニューギニアと日本の子どもたちが同時に楽しめるよう、アルファベットを使用した手作りのかるたを使用しました。かるたは、両校の子どもたちがそれぞれの国の動物や名所、特産品をモチーフに作成したもので、ソゲリ小学校の子どもたちは加美北小学校の子どもたちが作ったかるたを使って競い合いました。
初めての経験となる子どもたちが、一生懸命カードを探す姿が印象的でした。

子どもたちは、日本のダンスに興味津々

日本の子どもたちは、ダンスを披露してくれました。

はじめてのかるた取りに挑戦!

カードを取れて喜んでいます。

交流授業を終えた後、ソゲリ小学校の子どもたちからは「とても楽しかった」「日本のダンスがとても良い」などの感想が寄せられました。
大縄跳びやかるたを通じて、日本の子どもたちとのつながりを実感し、大きな喜びを感じている様子でした。ソゲリ小学校の校長先生は、「このような交流の機会を持てたことに感謝しています。子どもたちにとって新しい文化を学び、友達を作る素晴らしい経験になりました。今後も継続的にこのような交流を行いたい」と述べました。

交流授業を担当する内山隊員は、「文化交流のやりがいは、日本とパプアニューギニアの子どもたちが互いの文化を学び、交流を深めることで笑顔が生まれる瞬間にあります。一方で、予期せぬ出来事も多く、準備の重要性を痛感しました。日本とは異なり、突然の学校閉鎖や停電などのトラブルが頻発するため、リスク管理能力が向上する貴重な経験となりました。」と交流学習の成果を振り返りました。

今回の交流授業を通じて、ソゲリ小学校の子どもたちは日本の文化を学びながら、海外の同世代の子どもたちとのつながりを深める貴重な機会を得ることができました。JICAは今後もこのような国際交流の機会を提供し、子どもたちが異文化を学びながら互いに成長できる環境を支援していきます。

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