ミャンマー向け技術協力プロジェクト討議議事録の署名:ヤンゴン市の水道事業運営能力の改善に貢献

【SDGsロゴ】安全な水とトイレを世界中に

2021年1月5日

国際協力機構(JICA)は、2020年12月23日、ヤンゴンにて、ミャンマー連邦共和国政府との間で、技術協力プロジェクト「ヤンゴン市開発委員会水道事業運営改善プロジェクト・フェーズ2」に関する討議議事録(Record of Discussions: R/D)に署名しました。

本案件は、ヤンゴン市開発委員会(YCDC)の水道経営・運営能力、民間活用能力、上水道施設の運営能力を強化することにより、ヤンゴン都市圏の上水道サービス改善を目指し、SDGs(持続可能な開発目標)ゴール6に貢献します。安全な水の供給、安定した水道サービスの提供は、手洗い等の新型コロナウイルス対策にも不可欠です。

JICAは、実施中の「ヤンゴン市開発委員会水道事業運営改善プロジェクト」(2015年7月~2021年6月)において、YCDCの水道事業経営、浄水場の運転維持管理や水質管理、無収水管理に関する能力強化に取り組んでいます。本案件はこれらの成果の更なる向上に加え、YCDCが上水分野で検討している民間活用能力を強化します。

案件の詳細は以下の通りです。

【案件基礎情報】
国名 ミャンマー連邦共和国
案件名 ヤンゴン市開発委員会水道事業運営改善プロジェクト・フェーズ2
実施予定期間 36ヶ月
実施機関 ヤンゴン市開発委員会(YCDC)、Water Resources and Water Supply Authority
対象地域 ヤンゴン都市圏
具体的事業内容(予定) YCDCへの長期専門家及び専門家チームを派遣や研修の実施を通じて、水道経営・運営能力の強化や、配水・料金徴収業務への民間活用に必要な規定の整備、上水道施設の運転能力向上を支援する。