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東京金融賞受賞(ESG投資部門)~インド国「中小企業支援インパクト投資事業」でJICAが出資するファンドのファンドマネージャーSBICAP Ventures Limited~

2022年2月10日

 2月7日、東京都が国際金融都市としてのプレゼンス向上のために2018年に創設した「東京金融賞(*1)」の授賞式が開催され、インド「中小企業支援インパクト投資事業(*2)」にてJICAが出資するSVL-SME Fund(通称:Neev FundⅡ)のファンドマネージャーであるSBICAP Ventures Limited(SVL)が、ESG投資の普及を実践する金融事業者等に贈られる「ESG投資部門」を受賞しました。
 SVLはインドにおいて、投資による経済的なリターンとともに社会及び環境へのインパクトを追求するインパクト投資ファンドを運用しており、国内外の金融機関と連携した投資先のESG対応改善や、投資を通じたインパクトの測定・評価を実践しています。2015年にインドのモディ首相と英国のキャメロン首相(当時)のイニシアチブで設立した1号ファンド(Neev FundⅠ)ではインドの低所得州でビジネスを実施する中小企業を対象にインパクト投資に取り組んでおり、こうした実績が評価され、今回の受賞に繋がったものです。

 JICAは同じく本ファンドに投資している欧州投資銀行(EIB)、イギリスの外務・英連邦・開発省(FCDO)、インドステイト銀行(SBI)グループ等、インド国内外の投資家とも連携し、SVL-SME Fundへの出資を通じてインドにおける社会・環境面の課題解決に取り組む中小企業に資金供給を行うことにより、同企業の金融アクセス改善を図り、もって同国の貧困削減及び持続可能な経済成長に寄与していきます。また、本ファンドとの連携を通じて得たインパクト投資に関する知見・ネットワークを活かして、今後も開発途上地域において社会課題の解決に取り組む中小企業・ファンドへの支援を継続して参ります。

【画像】

※授賞式の様子 (東京都提供)
(左) 山岡氏(フューチャー株式会社取締役)
(中央:オンライン) Mr. Suresh Kozhikote(Managing Director & Chief Executive Office at SBICAP Ventures Limited)
(右) 宮坂氏 (東京都副知事)

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