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2023年度の取り組み
概要
2022年度にコスタリカ大学と開始したJICAチェア事業を、2023年度はナショナル大学も加えて3者協力で継続し、計6回の講義を実施しました。
その中でも、伊丹敬之国際大学前学長に11月下旬にコスタリカに出張頂き、サン・ホセで開催されたアジア・アフリカ研究ラテンアメリカ学会で基調講演を行って頂き、更にコスタリカ外務省研修所でコスタリカ大学、ナショナル大学学生・教員、外務省員他公務員等を対象とする対面講義を実施して頂きました。
今年度の活動の成果として、両大学のそれぞれで日本開発経験を含む新たなコースの設置が構想・計画されています。
また、SDGsグローバルリーダー事業を通じた国際大学の国際公共政策プログラムへの政府職員の受入に係る同大学、当国外務省、JICA三者の覚書署名を行いました。
講義の内容
2023年度はコスタリカ大学、ナショナル大学による協力の下、大学側の意向も踏まえ調整し、今年度は以下の講義を実施しました。受講者は延べ1,675人でした。
- 第1回: 5月6日(日本時間)(オンライン講義及び録画配信)
講師:黒上晴夫 関西大学総合情報学部大学院総合情報学研究科教授。
テーマ:「日本における教育現場でのデジタル技術利用の歴史及びパンデミックがもたらした変化と現状」 - 第2回: 6月7日(日本時間)(オンライン講義及び録画配信)
講師:堀田龍也 東北大学大学院情報科学研究科教授。
テーマ:「日本での初等教育における情報化の歴史・現状と今後の課題」 - 第3回: 8月 28日(日本時間)(オンライン講義及び録画配信)
講師:楠綾子 国際日本文化研究センター 教授
テーマ:「日本の安全保障政策の変遷~吉田ドクトリン」 - 第4回: 10月30日(コスタリカ時間)(対面講義)
講師: Hazel Rojas Garcia国立技術大学品質生産性向上センター長(元技プロ・カウンターパート)
テーマ:「KAIZEN-5S」 - 第5回: 11月 24日(コスタリカ時間)(於:学会会場ラティーノ大学、対面講義)
講師:伊丹敬之国際大学前学長
テーマ:「人本主義によるコーポレイト・ガバナンス」 - 第6回: 11月27日(コスタリカ時間)(於 外務省研修所、対面講義及び録画配信)
講師:伊丹敬之国際大学前学長。
テーマ:「経済成長と日本式経営」
2022年度の取り組み
コスタリカ大学での「JICAチェア」開講
コスタリカのトップの総合大学であるコスタリカ大学(Universidad de Costa Rica, 以下「UCR」)との共催により、2022年5月19日にJICAチェアの開講式が対面・オンラインのハイブリッド形式で実施されました。
UCRでは、2023年に日本を含むアジア研究を行う大学院の創設・開講を検討していることもあり、今回のJICAチェア事業の実施はUCRの強い関心と、積極的なイニシアチブにより、今般、8コマから成るJICAチェアが開講されることになりました。
開講式には、コスタリカ大学の学生・教員、JICA帰国研修員同窓会会員、一般市民等291名が参加しました。
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