大学生・大学院生がインターシップに参加しました!

2021年9月16日

地球ひろばでSDGsについて考えました

8月23日~31日のうち8日間、道内の大学生2名、大学院生1名がJICA北海道(札幌)のインターンシッププログラムに参加しました。新型コロナウイルス感染症拡大の影響でオンラインでインターンシップを行う企業・団体が多い中、当センターでは感染防止対策を十分に行いながら対面で実施しました。今回は、北海道コンサドーレ札幌の試合でのSDGsブースの企画・運営・広報をメインに活動され、それぞれが自分の個性を生かしながら現場での活躍を見せてくれました。
初めてのインターンシップで、参加者はどのようなことを学び、感じとったでしょうか。

北海学園大学3年 樋口百花

次から次へとくる来場者へ声をかけていきます

このたび、インターンシップに参加させていただきました。主な内容は札幌ドームで行われたコンサドーレ札幌の試合でのSDGsブース出展に向けての準備と当日の運営でした。その他にも、会議への参加、広報戦略について、報告記事の作成など様々な経験をさせていただきました。

ブース展示は、SDGsの中でもゴール4の「質の高い教育をみんなに」をテーマに行いました。サッカーの試合を見に来ている人たちに、どうしたらJICAのブースに立ち寄ってもらえるか、興味を持ってもらえるか、などを考えました。インターン生の3人で話し合い、アイデアを出し合いながら、何もないところから、ひとつのものを作り上げる難しさ、大変さを実感することができました。ブースで参加者に解いてもらうクイズを作る際も、何問が解きやすいか、どのくらいの難易度にするか等の案を出し合い、職員の方にアドバイスをいただきながら、試行錯誤を繰り返しました。自分たちで選んだブースに展示する写真の説明も、相手に分かりやすく伝えるということを意識しました。当日、ブース出展では想像していたよりも多くの方に足を運んでいただき、とても達成感がありました。
また、このインターンシップを通してSDGsは一つだけ達成すれば良いのではなく、それぞれのゴールが達成されることで他のゴールの達成にも繋がるということも、学ぶことができました。

このような状況の中、インターンシップを受け入れていただき、本当に貴重な経験ができました。初めは長く感じた8日間でしたが、実際は本当にあっという間で、毎日新しい気づき、学びがありました。これからも忘れることのないインターンシップになったと思います。今後、学んだだけでは終わらせずに、SDGsや国際協力について自分の思いや考えを周りの人に伝えていきたいと思います。

東海大学3年 櫻井あすか

「どうしたら自分の思いを相手に伝えられるかな…」

今回のインターンシップを通して、さまざまな経験をさせていただきました。

まず、JICA札幌で働いている職員の方々との交流を通して、考え方の多様性を感じました。海外勤務をしていた方からのお話をたくさん聞かせていただき、実際に行ってみて、自分の目で見て初めてわかることも沢山あるということを学びました。日本での当たり前が、国が変わると当たり前ではなくなるということはわかっていたつもりでしたが、その背景までは考えたことがなかったので、考えるきっかけになりました。

また、今回のメインの業務であったブース展示は、自分の伝えたいことがどうしたら相手に伝わるかということを1番考えさせられた業務でした。実際に、ブースに来ていただける方々の年齢層や興味のある分野などの情報が一切ない状態での準備であったため、何から考えるべきかわからなかったのですが、職員の方が今までに作成した資料やアドバイスを参考にしながらまとめていきました。
さらに、今回のインターンシップを通して、自分の弱みや今後強みにしていきたい部分を沢山見つけることができたので、その部分を忘れずに色々なことに挑戦していきたいです。

最後に、新型コロナウイルスが流行しているなか、対面でのインターンシップを受け入れていただき、本当にありがとうございました。

北海道大学大学院1年 劉 通テイ

SDGsや国際協力に興味をもってもらいたい!

私は大学院で職業教育、企業内教育等を専攻し、外国人技能実習制度の課題に焦点を当てた研究をしています。国際協力の事業を深く知りたいと思い、インターンシップに応募しました。

プログラムでは、市民参加イベントの企画や開催補助を通じて、コロナ禍でも一般の方々がSDGsや国際協力への理解を深め、新たなきっかけや気づきに繋がることができるように努めました。また、多文化共生社会の形成に向け展開された外国人技能実習生への支援事業についてや、JICA北海道が行った調査から技能実習生の現状・課題を知ることは大変勉強になりました。

私は今後、技能実習生が働く企業・団体に向けたイベント等を開催し、JICAの国際協力活動、多文化共生に関する理解を深めてもらい、ひとりひとりが多文化共生社会を担う人であることを実感できるような働きかけをしたいです。