北海道との包括連携協定を締結しました!

2022年2月16日

オンライン署名式の様子

JICAは2月15日、北海道と包括連携協定を締結しました。署名はオンラインで、北岡伸一JICA理事長と鈴木直道北海道知事との間で行われました。

今回の包括連携協定は、JICAと北海道が従来の連携に加えて、多文化共生や SDGs推進など新たな分野での連携を発展させることにより、連携関係を一層強化するものです。

「多文化共生の環境整備」「SDGsの推進」等の新たな課題について連携を強化

署名式前の懇談の様子

署名後にコメントをする北岡理事長

北海道では人口減少が全国平均を上回る速度で進む一方、他の都府県と比べて在住外国人数の増加率が高くなっています。JICAが実施した調査でも、北海道の持続的発展のためには、今後ますます多文化共生社会の実現に向けた取り組みを推進し、在住外国人材の力を取り込む必要があることが明らかになっています。JICAは、今後も北海道との連携を深めながら、地域活性化・社会課題の解決に向け協力し、北海道の持続的発展・グローバル化に貢献していきます。


【主な連携協定内容】
①外国人から選ばれる北海道の実現
・学校、市民社会、市町村などに対する多文化共生セミナー等における協力
・在留外国人を支援するプログラム(日本語教室、日本理解プログラム等)の実施
・JICA事業拠点や研修員、JICA海外協力隊などを通じた北海道のPR
②SDGsの推進
・研修員受入事業、草の根技協事業等における道関係機関の継続的参画(途上国のSDGs達成への貢献)
・中小企業・SDGsビジネス支援事業を通じた重点国・地域との連携強化・学校、企業、市町村などに対するSDGsセミナー等の実施・講師派遣協力
③グローバル人材の育成・確保
・自治体外国人相談窓口、地域おこし協力隊などへの人材紹介
・人事交流の実施による職員への知見の蓄積、人的ネットワークの拡大