札幌市立信濃小学校いずみ学級で異文化交流プログラムを実施しました!

2023年1月6日

クイズに正解!やったー!

第4回目の異文化交流プログラムのレポートをお届けします!
異文化交流プログラムは、JICAが学校現場における国際理解教育を支援する事業の一つとして、道内に在住する外国人を学校に派遣し、児童・生徒との交流の機会を提供するプログラムです。英語などの語学習得が目的ではなく、外国人やその国の文化へ興味をもってもらい、交流を通じてコミュニケーション能力を培うことを目的としています。今年度は、小・中・高校合わせて10件を実施しました。
(注)訪問する外国の方の国籍や人数は各回で異なります。

いずみ学級の皆さんによる太鼓とハンドベルの演奏

児童の皆さんによる太鼓の演奏

フィリピンの言葉でジングルベルを歌ってみよう

札幌市立信濃小学校で12月21日に行われたプログラムは、前半が児童の皆さんによる楽器演奏とゲストによるフィリピンのクリスマスクイズ、後半は日本の遊び体験とフォークダンスを踊りました。
今回は外国人ゲスト3名(フィリピン人/フィリピンにつながる方3名)が学校を訪れ、特別支援学級21名の児童と日本語や英語を交えた交流を行いました。

プログラム前半では、太鼓とハンドベル「きよしこの夜」を児童の皆さんが力を合わせて一曲を演奏。「一人一人が一生懸命練習したことが伝わります」とゲストもスタッフも感動しました。
音楽交流として、みんなでフィリピンの言葉で「ジングルベル」の歌にも挑戦。「くりん、くりん、くりん」「くらん、くらん、くらん」と踊り付きで楽しくジングルベルを歌いました。

日本のあそび紹介と素敵なプレゼント!

上手にできるかな

素敵なプレゼンと一緒に

他プログラムで活躍した外国人ゲストの方々

プログラムの後半は、児童の皆さんから日本の遊び紹介。福笑い、羽子板、竹とんぼ、紙風船、けん玉、お手玉、だるま落としなど、それぞれのブースにて児童の皆さんとゲストが一緒に遊びました。
その中でも、特に盛り上がったのは「福笑い」で、「マリアさん、どうしてそんなに福笑いが上手なの!?」と難しいトナカイの顔が上手にできたことに児童の皆さん驚き、たくさんの拍手を送っていました。

遊びの後には、みんなで手を取り「マイムマイム」を楽しく、心を一つにして踊り、児童の皆さんからプレゼントの折り紙作品がゲストへ渡されました。折り紙ブーケはとても綺麗で、折り紙が得意な児童が一人で全てのお花を折った、と聞いて「たくさんの時間をかけてプレゼント準備をしてくれて嬉しい」とゲストの3名とも喜んでいました。
児童から「いずみ学級のみんなもフィリピンに行きたいなと思いました。友達になってくれて嬉しかったよ」と、嬉しいコメントがあり、ゲスト3名といずみ学級のみなさんにとって、思い出に残る素敵な時間になりました。

2022年度の全10回の異文化交流プログラムはすべて終了しました。全10校でインド、カンボジア、フィリピン、ベトナム、ミャンマー、ブラジル、カメルーン、ガボン、コンゴ民主共和国、ナイジェリア、南アフリカなどなど世界の国の方々との交流となりました。
来年度も多くの児童・生徒の皆様に、JICA研修員や地域にお住まいの外国人の方との異文化理解や交流をお楽しみいただますように!