ラオスでハーブ製品加工技術のワークショップを実施!/JICA基金活用事業

2023年2月7日

世界の人びとのためのJICA基金活用事業
「ラオスの人びとへの『ツボクサ』を用いたハーブ製品加工技術指導のためのワークショップ~基礎編~」


北海道のNPO団体「Mai LAOS Hokkaido(マイラオスほっかいどう)」が、ラオスの小農家の生計向上のために活動をしています。2022年10月には現地で村の人びとにワークショップを開き、身近な植物であるハーブを加工し商品化するプロセスを指導しました。

ポーサイ村の人びとが参加

以下は、JICAラオス事務所からのレポートです。

ビエンチャン県ポンホン郡ポーサイ村で2022年10月10日から15日までハーブティ作りのワークショップを実施しました。ポーサイ村と近郊の村から20名が参加。5日間のワークショップでハーブの乾燥から、パッキング、ラベル貼りの方法など、ハーブを採取してから商品として販売するまで必要な一連のプロセスを学びました。



今回、講師を務めた同団体の長嶺久美子さん、三重野直美さん、小林朋子さんは、20年来のバンド仲間。とても良い連携プレーで、参加者たちを巻き込みながら楽しい研修を実施していました。




3日めの指導は、パッキング方法。乾燥させたハーブの重さを正確に測り、袋詰めをします。手をしっかりアルコール消毒して、エプロン、ゴム手袋に帽子までつけて研修をすることで、衛生管理の大切を伝えます。また、ハーブの計量や袋詰め方法など消費者目線で必要な知識や注意点を指導していました。



ラオスでは、多くの人びとが手作りのスナックなどを袋詰めして売っています。この5日間の研修を応用することで、ハーブティだけでなく、その他のいろいろな商品の製造・販売をすることができるようになります。
参加者たちの将来の生計向上に寄与する大変素晴らしいワークショップでした!!