【岩手県】JICA海外協力隊グローカルプログラム第2期開始にあたり、陸前高田市長を表敬訪問

2022年4月28日

 独立行政法人 国際協力機構(JICA)は、2022年4月4日(月)より、岩手県陸前高田市においてJICA海外協力隊グローカルプログラム(※)第2期を開始しました。
それに伴い、3名のJICA海外協力隊グローカルプログラム(GP)研修生が4月11日(月)に陸前高田市 戸羽太市長を表敬訪問しました。

陸前高田市 戸羽市長を表敬訪問

表敬訪問の様子

 陸前高田市にてJICA海外協力隊グローカルプログラムが開始されるにあたり、同市のGPに参加する伊藤 弘光さん、浦田 菖平さん、加藤 夕貴さん、及び小林 雪治JICA東北センター所長をはじめとするJICA関係者が同市を訪問し、戸羽 太 陸前高田市長を表敬訪問しました。
表敬訪問にあたり、小林所長は「GP第1期生の受け入れでは、最終報告会で地域の方から別れを惜しむ声も聞かれたのが印象的でした。GP第2期生の受け入れも、引き続き、どうぞよろしくお願い致します」と述べました。加えて、「GPについては、参加者がこれを縁に協力隊の任期を終えた帰国後も陸前高田とつながり続ける、将来的な『関係人口』や陸前高田の『思民』となって欲しいと思っています」と、GP期間中のみならず、将来的なつながりに対する期待も述べました。

JICA海外協力隊グローカルプログラム 陸前高田市での活動を開始

GPに参加する3名(左から
伊藤さん、加藤さん、浦田さん)

 JICAは、2022年1月より、JICA海外協力隊を開発途上国に派遣する前の研修のひとつとして「JICA海外協力隊グローカルプログラム」を開始しました。2022年1月~3月にかけては2名のGP第1期生が陸前高田で活動し、4月4日(月)より第2期生の3名が陸前高田市でGPを開始しています。
第2期生は、タイに廃棄物処理隊員として派遣予定の伊藤 弘光さんが「陸前高田しみんエネルギー株式会社」で、ルワンダにコミュニティ開発隊員として派遣予定の浦田 菖平さんが「特定非営利活動法人SET」で、ウガンダに環境教育隊員として派遣予定の加藤 夕貴さんが「合同会社ぶらり気仙」で、それぞれ研修を行います。
地域の人たちとつながりを持ちながら活動しているそれぞれの団体において、派遣国でも役立つような知識・経験を得るとともに、陸前高田での生活を楽しんでほしいと思います。

※「JICA海外協力隊グローカルプログラム」
帰国後も日本国内の地域が抱える課題解決に取り組む意思を有するJICA海外協力隊が、地域の方々とともに、自治体等が実施する地方活性化や地方創生の取り組みを学び、海外での活動に活かしてもらうことを目的としています。訓練所での派遣前訓練開始前の期間(3か月間程度)に研修を行い、日本国内の地域活性化の取組みを知る事で、開発途上国での協力活動においても有益な実務経験や知見を得ることも期待されます。

(報告者:JICA東北 遠藤、菊池)