【岩手県】JICA海外協力隊グローカルプログラム第2期開始にあたり、釜石市長を表敬訪問

2022年5月2日

 独立行政法人 国際協力機構(JICA)は、2022年4月4日(月)より、岩手県釜石市においてJICA海外協力隊グローカルプログラム(※)第2期を開始しました。
 それに伴い、3名のJICA海外協力隊グローカルプログラム(GP)研修生が4月13日(水)に釜石市 野田武則市長を表敬訪問しました。

釜石市 野田市長を表敬訪問 

 釜石市にてJICA海外協力隊グローカルプログラムが開始されるにあたり、同市のGPに参加する鍋田 肇さん、宮崎 真緒さん、新崎 茂吉さん、及び小林 雪治JICA東北センター所長をはじめとするJICA関係者が同市を訪問し、野田 武則 釜石市長を表敬訪問しました。
 表敬訪問にあたり、小林所長は「先日の釜石市との連携覚書の締結および、GP第1期生の受入れに感謝申し上げます。こうした取組みは、釜石市の『まちの人事部』事業の目指す、関係人口、すなわち『つながり人口』の増加につながると考え、釜石市・本人・任国をつなぐことをサポートしていきたいと思います」と述べました。

JICA海外協力隊グローカルプログラム 釜石市での活動を開始  

左から野田市長、新崎さん、宮崎さん、鍋田さん、小林所長

 JICAは、2022年1月より、JICA海外協力隊を開発途上国に派遣する前の研修のひとつとして「JICA海外協力隊グローカルプログラム」を開始しました。2022年1月~3月にかけては1名のGP第1期生が釜石市で活動し、4月4日(月)より第2期生の3名が釜石市でGPを開始しています。
 第2期生は、ブータンに農林統計隊員として派遣予定の鍋田 肇さんが「(一社)根浜MIND」で、ベトナムに建築隊員として派遣予定の宮崎 真緒さんが「(株)かまいしDMC」で、ボツワナにバレーボール隊員として派遣予定の新崎 茂吉さんが「(株)パソナ東北創生」で、それぞれ研修を行います。近代製鉄発祥の地として知られ、市民一丸となって復興まちづくりに取り組んできた釜石市において、充実した活動を送って欲しいと思います。

※「JICA海外協力隊グローカルプログラム」
帰国後も日本国内の地域が抱える課題解決に取り組む意思を有するJICA海外協力隊が、地域の方々とともに、自治体等が実施する地方活性化や地方創生の取り組みを学び、海外での活動に活かしてもらうことを目的としています。訓練所での派遣前訓練開始前の期間(3か月間程度)に研修を行い、日本国内の地域活性化の取組みを知る事で、開発途上国での協力活動においても有益な実務経験や知見を得ることも期待されます。


(報告者:JICA東北 遠藤、菊池)