アジア地域で活動する46名がオンラインで知識と経験を交換

2020年8月28日、JICA東京はオンライン情報交換会「市民のチカラ、世界とともに!-知識と経験の交換会-(アジア編)」を開催しました。

2020年9月25日

【コロナ禍だからこそできることは何か】

JICA東京センター田中所長より参加者へご挨拶

新型コロナウイルス感染症拡大により、現在すべてのJICA海外協力隊員が一時帰国を余儀なくされています。
また、草の根技術協力事業(以下、草の根)実施団体の現地業務従事者の方々も、日本から遠隔で協力を進めながら、現地渡航再開の日を待っています。
そこでJICA東京の有志メンバーが、これらの方々の現地への思いと活動への情熱を分かち合うことを目的にオンライン情報交換会「市民のチカラ、世界とともに!-知識と経験の交換会-」を企画。
2020年8月28日(金曜日)に、アジア地域で活動する方々を対象とした“アジア編”を開催し、46名にご参加いただきました。

【相手を尊重しながら、自己主張もしっかり】

現地への渡航再開を願う参加者の皆さん

第1部では、JICA海外協力隊員2名・草の根実施団体2組から現地での活動を通して得た知識と経験を共有いただきました。
泉隊員(2018年4次隊)からは、ベトナムで日本語教育を行った経験が自身の人生に与えた影響について、杉浦隊員(2019年度1次隊)からは、帰国した現在も活動地であるインドネシアのラグビー協会の人々と良い関係が続けられている秘訣を共有。
さらに、石﨑氏(国士館大学)からは、JICA海外協力隊の経験をカンボジアで開始準備中である草の根の事業にどのように活かしているかについて、菊池氏(NPO法人パルシック)からは、東ティモールの草の根の事業での気づきとして、途上国で活動する全員が意識すべきことについて伝えていただきました。

【経験者同士だからわかる“あるある話”】

JICA東京センタースタッフも楽しく参加させていただきました

第2部では、活動地域や職種・分野別に8つの班に分かれ、それぞれの困りごとやコロナ禍での活動の中で工夫されていることなどについて話し合い、最後はグループごとに話し合った内容を全体で共有する時間を持ちました。

イベント終了後の参加者アンケートでは、7割以上の方から「大変満足」「やや満足」と評価いただいたものの、「もう少し時間がほしかった」という声が多数見られました。いただいた声は、今後予定しているアフリカ、中東、中南米、欧州、大洋州を対象とする回に活かし、より良い情報交換の場をご提供できるよう工夫していきます。