JICA留学生と若手職員がエプソンを訪問!

プリンターやプロジェクター等のメーカーであり、SDGs達成にも幅広い活動を行うセイコーエプソン株式会社をJICA留学生と若手職員がそれぞれ企業訪問し、意見交換会を行いました。

2022年1月26日

「単なる見学会ではなく、皆さんがエプソンのパートナーとなる始まりの日!」 

 長野県内に本社を構えるセイコーエプソン株式会社にて、2021年12月22日にJICA留学生向けの企業見学会が行われました。

この日のために作られたウェルカム横断幕の前で記念撮影!

 “Welcome to Epson!”
エプソン社員の方々が歓迎の横断幕と共に、到着した12名の留学生を暖かく出迎えてくれました。
見学会では、時計製造から始まった同社の歴史や小型化、環境配慮といった社会的ニーズに応えてきた各種製品についてエプソン社員が英語で説明を行いました。
 また、訪問プログラムの一環として、プリンター用インクカートリッジの製造工場を実際に見学させていただくことができました。自社製造の生産機械と少数の社員で効率的に稼働する製造ラインを間近に感じ、オンラインでは味わうことのできない体験となりました。

エプソン社員と留学生によるディスカッションの様子

 プログラム後半には、エプソンが実現し得る開発途上国における社会的インパクトについて留学生とエプソン社員が少人数に分かれてグループディスカッションを行いました。教育現場や病院施設での心理療法としてのプロジェクターの活用等、留学生それぞれの母国を事例にしたアイデアが提案され、活発な意見交換が行われました。
 ディスカッション進行を務めた同社社員の方は「エプソンの強みは様々な難題を多くのアイデアで解決してきた“人”の力、それぞれの視点で新しいアイデアを提供してくれた留学生の皆さんは新たなパートナーであり、今日はその始まりの日になった」と激励のお言葉をいただきました。

JICAとエプソンの若手社員が考える開発途上国のこれから 

 年が明けた2022年1月20日は、JICA入構2年目の若手職員等18名を対象にした同社企業見学会がオンラインで開催されました。
 当初は長野県安曇野市にある豊科事業所を訪問予定でしたが、オミクロン株感染拡大の余波を受け、急遽オンライン版に切替て実施することとなりました。
 今回の「オンライン見学会」においては、エプソンのプロジェクターを中心とした製品のデモンストレーションに引き続き、エプソンの若手社員12名が加わり、小グループに分かれてのワークショップを開催しました。ワークショップでは開発途上国の問題解決のために活用できるエプソン製品の可能性についてアイデアを出し合い、熱い議論を交わしました。
 議論の時間は必ずしも十分ではなかったものの、JICAとエプソンの若手が一堂に集まり開発途上国の問題を一緒に議論するという前代未聞の楽しい交流会となりました。
 今回の若手同士の絆を通して、新たな連携の息吹が高まるのではないかと関係者一同大いに期待しているところです。

JICA東京 市民参加協力第一課・長期研修課