〈報告〉JICA東京特設インターンシップ!!

JICA東京恒例・夏のインターンシップ。9月上旬の5日間、順天堂大学、東京大学、お茶の水女子大学の3大学から5名の学生が参加し、国内における国際協力の現場を体験しました。

2022年9月16日

JICA東京特設インターンシップ

インターンのみんなさん

JICA東京では毎年、大学または協力団体からのご要望に応じて、大学生・大学院生を対象としたインターンシップを行っています。大学の夏季休暇に合わせた時期に約1週間でJICA東京の実施する研修事業や市民参加協力事業の現場を体験する内容となっています。今年度は研修員の来日が徐々に再開されており、オンラインのプログラムに加え研修員と対面で交流するプログラムも実施することが出来ました。

さまざまな日本国内での国際協力を体験しました

JICA東京職員によるブリーフィング

JICA東京の中庭で花火

研修事業では、「防災」を学ぶマレーシアの研修員と交流しました。和やかな交流会でしたが、マレーシアでも日本同様水害が多く、この研修で学んだ技術を母国の減災に役立てたいとう研修員の熱意に触れる機会となりした。また、今年度もオンライン(Zoom)で実施された「カイゼン研修」にオブザーバーとして参加しました。来日という制限がないため多くの研修員が参加できること、ネット環境が悪い中でも学ぼうとする研修員の姿勢、それをサポートする日本側の実施体制を学びました。そして、在外事務所(アンゴラ事務所)のスタッフとオンラインで面談し、在外事務所とJICA東京が連携して研修事業が成り立っていることを知ることができました。

市民参加協力事業では、小中高の教師の方々が国際協力を伝える授業を実施するため、日本国内での国際協力の現場を視察しています。視察を終えた教師の方々と一緒に、国際協力に関する授業を企画するワークショップに参加し、授業を受ける側の立場で様々な提案をしました。
その他にも国内で行われている国際協力を見聞することにより、日本と開発途上国がつながって、一緒に世界の課題の解決を行っていることを学びました。

JICA東京が研修員向けに実施している福利厚生イベントをサポートしてもらいました。会場づくりや受付の準備、参加者リストの確認などなどあわただしくイベント本番を迎えましたが、イベントの冒頭では「夏」にちなんだ日本の文化を英語で分かりやすく紹介してくれました。その後、風鈴づくりと花火を研修員と楽しみました。

いろんな人が関わって作られる現場

プログラムの最終日、学生たちはJICA東京の所員に向けてインターンシップで得た成果を発表しました。
国際協力の現場は、そこに参加している人達の共創によって作られている、現地を知ることが重要だと感じた、国際協力は特別なことではない、自分の身近なことから関わることが出来ることが分かった、などと報告してくれました。
インターンのみなさんが国際協力の現場で活躍する未来が楽しみです!!