「観光マーケティング・プロモーション」来日研修レポート②

1月30日~2月1日に「観光マーケティング・プロモーション」研修員18名が静岡県に伺いました。

2023年2月16日

自然を生かしたオートキャンプやアグリツーリズムを学ぶ 

わさびの大見屋本店「石庭わさび園」の視察(静岡県伊豆市、1月30日)

わさびを試食。「辛みと甘みがあって美味しい」とトンガ研修員のフェレミ・イケさん。(静岡県伊豆市、1月30日)

  
ふもとっぱら(富士宮市)では、コロナ禍に日本で人気が出たオートキャンプについて学びました。ここでは、施設側が宿泊者にどのようなサービスを提供しているのか、また地元の特産をどのように活用しているのかを学びました。当日は天候も良く、富士山もはっきりと見えました。

わさびの大見屋(伊豆市)では、アグリツーリズムの現場としてわさび栽培の農地を視察しました。その後、わさび農家の方からわさびの栽培について、またわさびがいかに日本の食文化に重要であるかのお話を伺い、わさびの試食もさせていただきました。「辛さと甘みがある」とトンガからの研修員、フェレミ・イケさんはわさびを気に入っていました。

ジオパークを活用した持続可能なツーリズムを学ぶ

また、伊豆半島ジオパークミュージアム「ジオリア」(伊豆市)では、地理の歴史や伊豆半島がどのように形成されたのかを学びました。翌日は実際に伊豆半島ジオパークの一つである爪木崎ジオサイト(下田市)をジオガイドと共に視察し、前日に学んだことを実際に見ることができました。そこでは、美しく咲いていた早咲きの水仙を見ることができました。研修員はジオリアとジオパークを通じて、ジオガイドの育成や、ルート開発がいかに重要であるかを学ぶことができました。

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伊豆半島ジオパークミュージアム「ジオリア」の視察(静岡県伊豆市、1月30日)

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爪木崎ジオサイトの視察(静岡県下田市、1月31日)

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水仙群落地の視察(静岡県下田市、1月31日)

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下田開国博物館の視察(静岡県下田市、1月31日)

桜や新幹線といった日本ならではの体験も

土肥桜の鑑賞(静岡県伊豆市、2月1日)

最終日には、土肥金山でちょうど見頃の土肥桜(伊豆市)を鑑賞することができました。

エスパルスドリームプラザでは、何名かの研修員がランチに寿司を堪能し、その後清水すしミュージアム(静岡市清水区)ですしの展示を視察し、日本の寿司文化の歴史を学び、食文化も重要な観光資源であることを学びました。

清水すしミュージアムの視察(静岡市清水区、2月1日)

   
静岡から東京へは世界でも時間の正確性や効率の良さで有名な新幹線で移動し、初体験の新幹線に研修員の皆さんも喜ばれていました。期待通りの快適で静かな新幹線でした。

浴衣を着て温泉旅館の大浴場を初体験(静岡県伊豆の国市、1月30日)

   
今回の研修旅行では、キャンプサイト、わさび栽培地、ジオパークといった自然を資源とする観光地に伺うなど、とても充実した内容になりました。そして、富士山や桜の鑑賞、すし、新幹線といった、日本ならではの体験もすることができ、研修員の皆さんにとって貴重な体験となりました。

いろいろなことを教えてくださった富士宮、伊豆、下田、清水の皆様、どうもありがとうございました。

   
課題別研修「観光マーケティング・プロモーションーニューノーマルに向けてー」
研修期間:2023年1月19日~2月9日
参加国:アゼルバイジャン、エジプト、ジョージア、ヨルダン、モーリシャス、パレスチナ、スリランカ、東ティモール、ザンビア, エクアドル, キリバス,メキシコ,ニカラグア,セントクリストファーネイビス,セントルシア,トンガ(18名、16か国)