とある大学生の日々~①自己紹介編~

JICA東京インターンシップ生の活動日記をお届けします。どのような大学生活を送り、なぜJICAインターンを志したのでしょうか。

2023年3月1日

—世界中を飛び回る大学生活—

JICA東京 人間開発・計画調整課インターンシップ生の田中竜太です。現在、教育学部数学科4年の大学生です。大学ではまるで哲学のような理解困難な数学と格闘する日々を送っています。また生まれも育ちも横浜の生粋のハマっ子です。

タイのチェンマイ付近にあるパーイキャニオン

大学生活ではバックパッカーをしており、今まで30ヵ国ほどを旅しました。大学1年生の夏に好奇心と少しの恐怖心を抱きながら、1人東南アジアに飛び込みました。東南アジアをローカルバスと電車で駆け巡り、路頭に迷ったときはヒッチハイクをし、夜は1泊500円ほどのホステルで寝るような旅をしています。そこで感じた、世界中の人との一期一会、息を呑むような綺麗な景色、異なる文化や常識など、刺激のある日々に楽しさを感じバックパッカーにのめり込んでいきました。

スペインのバルセロナにあるサグラダファミリア

    
そのような中で、在学中に世界一周したい想いが強まりましたが、コロナの影響で断念せざるを得ませんでした。しかしその強い想いを諦めきれず、代わりに大学を休学しスペインのバレンシアに8か月間滞在しました。ラテン気質のスペイン人はダンスが好きで、とてもフレンドリーでした。まさに「情熱の国」であると実感しました。また「¡Hola!」以外全くスペイン語が話せずもどかしい日々が続きましたが、身振り手振りが一番の特技になりました。

—『争いのない、みんなが笑いあえる世界を創る』— 

このような大学生活を送っているうちに国際協力に携わりたい気持ちが自然と強くなっていきました。カンボジアで物を売っている子供たち、ベトナムで感じた今も残る戦争の爪痕、開発途上国における都市部と地方の生活水準の格差と行き届いていない基礎インフラ、アウシュビッツで感じた人間の残虐さ、スペインで出会ったウクライナ避難民である親友。
小さな体験から大きな体験まで全てが今の自分に繋がっています。そして自分の力では解決できない問題により苦しんでいる人々の力になりたいと強く思い、ある夢を抱きました。
それは『争いのない、みんなが笑いあえる世界を創る』こと。この夢を叶えるために将来は国際協力の道に進むことを決めました。

—なぜJICAでインターン?—

課題別研修「都市鉄道の運営」アクションプラン発表会

中高時代にJICAの講演会に参加する機会が多くありました。その当時はJICAや国際協力にあまり関心を抱いていませんでしたが、大学生になり将来は国際協力に携わると決めた時、初めに頭に浮かんだのがJICAでした。また自分の生まれ育った日本から開発途上国支援に携わりたく、インターンを通じJICAの展開する幅広い事業を内部からより深く理解するためにインターンに応募しました。またJICAの「共創」の理念に深く共感したことも大きな理由の1つです。この「共創」の理念については後日詳しく書こうと思います。インターンでは研修員受入事業を中心にJICAの事業に幅広く関わる予定です。そして「共創」の理念がどのように事業に反映されているのかを理解し今後に活かせる提案を行うことを目標としています。