JICA東京体育館で繰り広げられた熱戦!ユニバーサルスポーツフェスティバル2022

ユニバーサルスポーツって楽しい!風船バレー、卓球バレー、ボッチャの3種目で汗を流しながらたくさん笑った1日!

2022年11月21日

ユニバーサルスポーツフェスティバル開幕!

エビ!カニ!体操でみんな笑顔に!

今年で6回目の開催となる「みんなの!ユニバーサルスポーツフェスティバル2022」が10月30日(日)に行われました。ユニバーサルスポーツとは年齢や国籍、障害の有無に関わらず、皆が一緒に楽しむことができるスポーツの総称です。
当日は、お子様、ご高齢の方、外国籍の方、障害をお持ちの方等、様々なバックグラウンドを持った52名の方が参加下さいました。
 
まずは準備体操!エビカニクス体操でウォーミングアップをしました。エビ!カニ!という掛け声と共に、楽しく体を動かしました。初めての競技、初めましての人とのチームということで、最初は緊張感もありましたが、体操で体も温まりリラックスした雰囲気になりました。

みんなで楽しむ!ユニバーサルスポーツ3種目!

両チームを公平にするといった配慮や、各競技を全員が楽しむための工夫がされているのがユニバーサルスポーツです。車椅子の方、難聴の方、目の見えない方がチームにいる場合は、対戦相手のチームも車椅子に乗るプレーヤー、耳栓やアイマスクをするプレーヤーを決め、同じ条件で試合開始です!

風船バレー:チームメイトをサポートしながら協力プレー!

【鈴の音とチームの声で勝利へ!風船バレー】
風船バレーで使う風船には鈴が入っており、目の見えない方も楽しめる工夫がされています。
風船バレーの醍醐味は、「チームの全員が風船に触れてから返さなければならない」というルールにあります。チームワークと声掛けが勝負のカギを握ります。
最初は参加者同士慣れない様子もありましたが、後半になるにつれて声掛けをしながらチームでサポートしあう協力プレーをたくさん見ることができました。

卓球バレー:プレーヤーは同じ目線で試合!熱戦が繰り広げられました。

【同じ目線で戦う卓球バレー】
卓球バレーでは、お子様や車椅子の方も楽しめるように、プレーヤー全員が椅子に座り、同じ目線で楽しむ工夫がされています。また、音のなるボールを使い、ラケットの代わりにより持ちやすい木の板を使うことで簡単にボールに当てられる工夫がされています。
 チームで○○さん!と声を掛け合いながらラリーを行い、相手チームを錯乱させるキラーショットを繰り出すチームや、アイマスクをしたプレーヤーが研ぎ澄まされた聴覚と集中力でボールの音とチームメイトの声を頼りに打ち返し、チームの得点王になっていた姿が印象的でした。

ボッチャ:チームでボールの行方を見守ります。

【1cmの戦いを制する!ボッチャ】
ボッチャはパラリンピックの正式種目にもなっているユニバーサルスポーツです。ジャックボールという目標となる白いボールに向かって各チームがボールを投げ、よりジャックボールに近いチームが勝ちとなります。
「相手ボールに当てて弾こう!」「ここ狙って転がそう!」と作戦を立てながらチームで楽しむ姿が印象的でした。僅差の戦いになると皆でボールの位置を確認していました。最後の最後まで勝敗は分かりません!

参加者の声 

「Nice shot!」チームのコミュニケーションもバッチリです!

参加していただいた皆さんからはこのような嬉しい声をいただきました。
「Good time, fun to play with diverse people.」
(多様な方々と一緒にスポーツができて楽しかったです!」
「Really enjoyed the sport in a human equality.」
(みんなが平等に、本当にスポーツを楽しんだ。」
「It was inclusive, every category of people was involved.」
(あらゆる人々が関わり、まさにインクルーシブでした! 」
「コンセプト通り、あらゆるルール作り・運営の中で、誰もが平等に楽しくスポーツを楽しめる配慮が感じられて、とても楽しく過ごせました。」

参加してくださったみなさん、ありがとうございました!

報告者:前田真鈴(インターン)