ドローンで農業にイノベーションを-JICA筑波で活用中!

2021年9月10日

様々な場面で活用が進むドローン。開発途上国の課題、SDGs(持続可能な開発目標)達成にも役立つイノベーション推進のツールとして期待されています。

JICA筑波でも、ドローンを活用した途上国の農業イノベーションを目指し、2020年3月にドローンを購入。その後、JICA筑波有志が「ドローン倶楽部」を立ち上げ、ドローン空撮を続けています。

【ドローン倶楽部の活動】

今作期は、ドローンを活用し、水稲や葉物野菜の診断に取り組んでいます。どのような撮影・診断が行われているのかについて、一部をご紹介します。

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水稲の雑草診断。

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圃場の真上から見れば、どこに雑草が多く生えているかが一目瞭然です!

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キャベツの生育診断。堆肥連用試験を行っている圃場を撮影。(ドローン撮影画像。)

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キャベツの生育診断。堆肥連用試験を行っている圃場を撮影。(同画像を基に生育診断したもの。)

ドローンの強みは、これまで見えなかったものを「見える化」し、情報収集・分析が可能になることです。このように、これまで横からしか見えなかった圃場の様子を上から俯瞰して見えること、また栽培状況を数値化して、データに基づき確認できることは、収量や歩留まりの予想、追肥のタイミングの検討などに有益と考えています。

JICA筑波では、今後も、途上国農業分野でのイノベーションを進めていく考えです。

お問い合わせ先

JICA筑波 研修業務課
メール:tbicttp@jica.go.jp