JICA筑波2022年度科学技術週間イベント「つくばから世界とつながろう!」を開催しました(2022年4月21日、23日)

2022年5月19日

毎年、発明の日(4月18日)を含む一週間は、文部科学省が定める「科学技術週間」です。科学技術週間には、全国の関係機関が様々なイベントを開催。JICA筑波も毎年参加しています。

今年の科学技術週間は、オンライン形式のプログラムを2つご用意し、4月21日(木)と23日(土)にそれぞれ開催しました。当日の様子をご紹介します。

高校生や大学生が「国際協力のしごと」についてJICA職員・海外協力隊経験者に熱い思いをぶつけました

座談会パネリストたち(左上から時計回り:伊藤さん、深内さん、荒井さん(司会)、小河さん、岡﨑さん、丸山さん)

座談会テーマ「国際協力を目指したきっかけ」「キャリアの転換点」など

JICA筑波図書室厳選の「国際協力のしごと」に関するおすすめ本

4月21日(木)18:30~20:00にオンラインで開催した「国際協力のおしごと座談会!」には、国際協力を仕事としている現役のJICA職員や、JICA海外協力隊経験者など5名のパネリストが登場しました。開発途上国からきた研修員に稲作を教えている丸山さん、学生時代にシルクロードを旅した伊藤さん、ボツワナへの留学経験を持つ深内さんなど、ユニークな経験をもつパネリストそれぞれが、「国際協力を志したきっかけ」や「そこから現在までのキャリア体験」を語りました。

平日(木曜日)の夜・オンライン開催という設定のため、プログラムに参加したのは大学生や高校生を中心とした20名弱の皆さんでした。会の後半、少人数に分かれてのグループトークでは、参加者から「海外協力隊に応募したいと思っているが、どのような資格をとればよいか」、「コロナで海外のフィールドワークが出来なくなったが、国内で出来ないことはあるだろうか」など、具体的で率直な質問がパネリストに投げかけられました。

パネリストからの「資格や経験値も必要だけれど、どうして自分が国際協力に関わりたいのか、という自分の想いを再確認することも大切」という熱いメッセージは、参加者の心に刺さったようでした。オンラインで少人数のグループということもあり、和気あいあいとしながらも、夢や目標を本音で話してくださるパネリスト・参加者の皆さんの姿が印象的でした。会の最後には、JICA筑波図書館「ライブラリーまつむら」にある、国際協力の仕事に関するスタッフおススメ本や、5月から募集の始まるJICA海外協力隊の募集情報なども紹介しました。

家族でつくってみた!ガーナ料理 『ジョロフライス』、みんなうまくできたかな?

ベンジャミンさんとの交流タイム!

美味しそうなジョロフライスが完成しました!

JICA筑波図書室厳選のガーナと世界の料理に関するおすすめ本

4月23日(土)10:00~11:45に開催したオンラインイベント「つくってみよう世界の料理!ガーナ “ジョロフライス”」。当日は、7組15名が参加し、みんなでガーナの家庭料理「ジョロフライス」作りに挑戦しました。「ジョロフライス」は、お肉や野菜やお米をトマトのスープで炊きあげたお米料理で、ガーナの他、ギニアやナイジェリアなどの西アフリカでも食べられています。参加した皆さんにとっては初めてのジョロフライスづくりでしたが、見栄えも味もばっちりのジョロフライスが完成しました。

イベントには、JICA筑波で耐震工学について学んでいるガーナ出身のベンジャミンさんが登場。ベンジャミンさんからは、ガーナの挨拶をはじめ、美味しい食べ物、ガーナではどんな風にチョコレートを食べているのか等、クイズを交えながらガーナのことを紹介してもらいました。「ジョロフライスのジョロフの意味は?」「フーフーという食べものがあると聞いたけど、どんな食べものですか?」など、参加していた子どもたちから積極的に質問も出され、楽しい交流の時間となりました。

今回のジョロフライス作りやベンジャミンさんとの交流を通して、参加者の皆さんが、ガーナに対して興味を持ったり、少しでも身近に感じたりするきっかけになれば嬉しいです。

JICA筑波には、アフリカ、アジアなど、世界各国の人たちがいるので、それらの国の料理や文化と触れ合うことができます。このような国際交流イベントは今後も企画するので、ぜひJICA筑波に遊びに来てくださいね!

参加した皆さんの声をご紹介します

座談会の最後はパネリストと参加者による集合写真

ジョロフライスづくり集合写真

「国際協力おしごと座談会」参加者より
◆貴重な意見をお伺い出来て良かった。JICAの方だけでなく、若い参加者(大学生・高校生)も海外協力に前向きで、日本の未来に期待が持てると思った。頑張って下さい。(研究職、茨城県つくば市在住)

◆パネリストの方の実際の経験談が聞けて良かったです。将来、国際協力の分野で活躍したいという気持ちがより大きくなりました。(20代、海外在住)

◆とりあえずやってみる、やらないことに理由をつけない、という話から、挑戦してみることが大切なのだと学びました。今は海外に行きにくい状況だけど、日本でも国際協力ができるという話も知れて良かったです。(10代、茨城県牛久市在住)


「つくってみよう世界の料理!ガーナ “ジョロフライス”」参加者より

◆オンラインでお料理を作るということが、初めてでしたが、作るだけでなく煮込んでいる間にガーナについて楽しく学ぶ時間があるなど、とてもいいイベントだと感じました。家であまり料理もしたことのない娘でしたが、自分で作ったジョロフライスが大変美味しかったようでよく食べていました。(茨城県つくば市在住、会社員、JICA筑波のイベント初参加)

◆ガーナに強い関心のある小学6年生の妹と参加し、料理やクイズなどを通してとても楽しく学ばせていただきました。質問コーナーの時間がもう少し長いと嬉しかったです。(茨城県つくば市在住、会社員、JICA筑波のイベント初参加)