【実施報告】横浜市立横浜商業高等学校の皆さんとのサモアの気候変動に関するウェビナー開催

2022年2月3日

【画像】11月18日(木)、横浜市立横浜商業高等学校国際学科1,2年生約40名のみなさんと、サモアの気候変動に関するウェビナーを開催しました。同校国際学科の皆さんには、毎年JICA横浜への訪問プログラムをご活用いただいており、今回のウェビナーは国際的な課題への理解を促進して頂くための交流プログラムとして企画されました。

ウェビナーでは、JICAがサモアにて実施している「気候変動に対する強靭性向上のための大洋州人材能力向上プロジェクト」を通じて、プロジェクト実施機関である太平洋地域環境計画事務局/太平洋気候変動センター職員の他、サモア政府職員、気候変動活動に携わるユースと交流を行いました。プログラムでは、まず、サモアへの気候変動による影響やサモアでの気候変動対策に関する講義が行われたあと、ユース2名とのパネルディスカッションでは、ユースらの気候変動に対する活動やその動機、サモアでの気候変動に関する教育や何がきっかけとなって自身が行動を変えたかなどの具体的な体験をうかがいました。

質疑応答では、国際学科のみなさんから、「サモアで再エネ比率が高いのはなぜですか」、「再エネが進むと蓄電が重要になりますが、蓄電にかかるイノベーションについてどう考えますか」、「人々に気候変動への危機感を持ってもらい、更に行動を促すためにはどういったことが重要でしょうか」、「私達も具体的な取り組みをしたいと思っていますがプロジェクトを実施する上で重要なことは何ですか」といった多くの質問がありました。

【画像】交流プログラムの様子

プログラム後に、参加された生徒のみなさんや担当された先生から以下のご感想・意見をいただきました。

生徒さんたちからの感想(一部)
「私達は日頃から気候変動について議論をしており、サモアのユースや講師の方々からの話を聞き、また議論できてとても勉強になりました。これから気候変動に対して具体的な行動を行うにつながる良い機会になりました」

先生の感想
「英語による講演とユースの方々との交流は、生徒たちにとって貴重な学びであったと共に、大変良い刺激ともなりました。世界中のどこかで、同じ世代が気候変動に真剣に取り組んでいることを実感し、今後の活動に活かしてくれるはずです。ありがとうございました」

横浜市立横浜商業高校国際学科のみなさんは今回の交流イベントを踏まえ、12月に開催されるYokohama Student Forumでの発信や、具体的な行動を起こしていくとのことです。

JICA横浜ではオンラインの講座を行っております。実施にあたり、ご不明な点などございましたらお気軽にお問合せください。