【実施報告】<オンライン開催>JICA海外協力隊体験談「世界の子どもたちに食事と栄養を」

2022年7月4日

【画像】JICA横浜にて行われている企画展示「全ての人に食と健康と繁栄を」との連動イベントとして、2022年6月18日(土)に、JICA海外協力隊にて栄養士として活動された2名の講師をお迎えして体験談&JICA海外協力隊事業説明会を行いました。参加者は国内外から幅広く集まり、中学生から一般の方まで総勢40名の方にご参加いただきました。

講師からは、それぞれパラグアイと、パナマでのJICA海外協力隊での活動を基に、栄養不良の二重負荷(注1)にまつわるお話や、社会格差、子どもたちの栄養について(学校給食がない学校では昼食にお菓子を食べる子供たちもいるそうです)様々な状況が伝えられました。多くの課題の中で必ずしも活動が順調にはいかなかったことや、苦悩なども正直にお話いただき、参加された方からも様々な質問や感想が寄せられました。
注1:栄養不良の二重負荷
低栄養と過栄養が併存することを指します。例えば個人が一生涯の中で栄養不足と肥満を経験したり、家庭や社会の中で栄養過多と栄養不足が同時期に存在することなどを指し、持続可能な社会の発展を阻害する地球規模の課題の1つとされています。(出典:厚生労働省健康局健康課栄養指導室発行「誰一人取り残さない日本の栄養政策」他)

参加者の感想(一部抜粋)

・世界の様々な国の生活について知ることができました。
・国や派遣先による関わり方の違いの多様さがとても興味深かったです。同じ栄養士という職種であっても、コミュニティへのアプローチの方法で活動内容も変わることを感じました。
・JICA海外協力隊の活動が上手く行かなかった体験談(悩み)を紹介する事は、非常に良いと思いました。
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JICA横浜( https://www.jica.go.jp/yokohama/ )では様々な企画を実施しております。
HPで随時情報を公開していますので、ぜひ定期的にご確認ください。

報告者 JICAプラザよこはま 山本耕輔